俳優の鈴鹿央士がこのほど、フジテレビ系ドラマ『silent』(6日スタート、毎週木曜22:00~)の制作発表会見に出席し、役柄同様の優しさを振りまいた。
主人公の青羽紬(川口春奈)が、かつて本気で愛した恋人で、聴力を失い人との交流を拒むようになってしまった青年・佐倉想(目黒蓮)と、音のない世界で“出会い直す”という本格ラブストーリーの同ドラマ。
鈴鹿が演じるのは、現在紬が交際している相手・戸川湊斗。想とは、高校時代にサッカー部で知り合い親友だったという間柄で、紬と想と3人で同じクラスになった3年生のとき、自分が恋心を抱いていた紬と、共に汗を流してきた親友の想が、互いに好意を寄せていることに気づいてしまい、大切に思える2人が付き合うことを複雑に感じながらも祝福することを決めた過去を持つ。
この複雑で優しい役柄について、司会の伊藤利尋アナウンサーにツッコまれる鈴鹿。
伊藤アナ「紬のことが好きなんですもんね?」
鈴鹿「大好きです…」
伊藤アナ「親友のことも、大好きに思ってるんですもんね?」
鈴鹿「大好きです…」
伊藤アナ「優しいですね」
鈴鹿「優しいです…」
そんな鈴鹿に、川口は「鈴鹿くんも顔に“優しい”って書いてあるじゃないですか(笑)。だから湊斗とリンクしちゃって、顔を見てるだけで胸がキューって毎日なるし、その湊斗の優しさっていうものに助けられたり、切なくなったり、とにかく日々感情が忙しいです」と、感情を受け止めているそう。
また、目黒が「登場人物みんな優しくて温かくて、見てくださる方がどの役にも共感できるような作品だなと思いますね」と語ると、伊藤アナは「鈴鹿さん、その優しさを作品の中で象徴するような存在ということですね」と、鈴鹿に再び話題を振った。
これに、鈴鹿は「そうですね…。なんか背負っちゃったなあ…」とささやき声で困惑しながら、「本当に登場人物の皆さんが優しくて、それぞれの思いをまっすぐ相手に伝えたいとか、言葉に乗せて伝えるっていうところは、その行動が優しいなと思うので、見てる方にも優しい気持ちになって、優しく見てもらいたいですね」と、まとめた。
会見では、Official髭男dismが書き下ろした主題歌「Subtitle」を発表。鈴鹿は「昨日の夜、台本を読みながらこの曲をかけて大号泣しちゃって、今日は目が赤いんです。1つ1つのシーンを積み重ねていくごとに、この曲の深さも分かるし、本当にぴったりで素敵な曲だなって毎回思います」と印象を述べた。