福井鉄道は30日、新型LRV車両F2000形「FUKURAM Liner(フクラムライナー)」(2023年3月運行開始予定)の内装デザインが決定したと発表した。車両内装材製造大手の総合繊維メーカー、セーレンがデザイン・製造した生地を座席シートに採用している。
「FUKURAM Liner」は、北陸新幹線の開業で新たに福井県を訪れる人にも楽しんでもらえるように、福井らしさを盛り込んだ新型LRV車両。セーレンの環境にやさしい「ビスコテックス」をシートに採用し、持続可能な社会の実現に貢献する。福井鉄道沿線の水田や日野川など豊かな水資源をモチーフとし、水の流れを感じさせる色柄を採用したさわやかなシートデザインとしている。
福井らしさを演出するため、出入口付近の吊り革に福井を代表する「カニ」「レッサーパンダ」をデザインしたものを使用。車内のモニター(4台設置)にて、西山公園、蔵の辻、足羽山公園といった地元観光地を映像で紹介する。