Instagramに投稿された写真と、街中に設置されているWEBカメラの映像を比較することで、撮影の様子がバレてしまうというプロジェクトに、ネットで賛否の声が上がっている。

  • そのリア充、本当? どのようにインスタ撮影をしたかバレてしまうプロジェクト

本プロジェクトは、ベルギーのアーティスト・Dries Depoorterが2022年9月12日に立ち上げた「The Follower」というもの。AIと、街中に設置されたWEBカメラの映像を駆使して、Instagramの写真がどのように撮影されたかを検索できるようにするものだという。仕組みとしては、Earth Camが公開しているWEBカメラの映像を数週間にわたって録画。さらに、WEBカメラ周辺の位置情報がタグ付けされたInstagramの写真を大量に収集。録画した動画と、収集した写真を比較して、合致する撮影風景を探し当てるのだそう。

Instagramといえば、「インスタ映え」を狙った写真が多く投稿されている。本プロジェクトによって、そんな「インスタ映え」を狙った写真の撮影前後の様子がバレてしまうというのだ。もし、渾身のインスタ映え写真の瞬間の前後に、映えない準備の様子でも見つかってしまったら……自然体で映えている人以外には怖い話なのかもしれない。

ネット上では「素晴らしい!」「怖いけど、面白そう」「面白いプロジェクト」と称賛する声がある一方で、「どこにでもあるカメラで何が可能なのか、ちょっと不気味です。プライバシーは幻想です。」「これは信じられないほど気味が悪く、侵略的であり、公開すべきではありません。人々にはプライバシーの権利があります。24時間年中無休の監視は怖いものです。」と恐怖する声も寄せられた。