元AKB48で女優の島崎遥香が、11月15日にスタートするTBS系ドラマ『私のシてくれないフェロモン彼氏』(毎週火曜24:58~25:28)で主演を務めることが30日、発表された。TBSドラマ初主演となる。相手役は渡邊圭祐が演じる。
TBSの深夜ドラマ枠「ドラマストリーム」の5作目となる本作。島崎演じる主人公・水川黎(みずかわ・れい)は30歳で、新卒で入社した不動産会社を辞め、一念発起し、友人と「アートのサブスク会社」を起業。訪れたコワーキングオフィスで出会った年下のイケメンフリーカメラマン・有馬柊人(ありま・しゅうと)と付き合うことに。“新しい仕事”に飛び込んだら、“新しい恋”も降ってきたと舞い上がるものの・・・付き合って2カ月経ってもセックスどころかキスもしてくれない柊人に翻弄されていく。「一見誘っているような態度なのに、一体なぜ? なぜシてくれないんだ!」と恋愛パニックに陥りながらも、大好きな柊人との“その日”を目指して奮闘していく“最高にカッコ悪くて最高にキュートな主人公”を、島崎がどう演じるか注目だ。
アイドルグループ・AKB48の元メンバーで、“ぱるる”の愛称でも親しまれている島崎。AKB48卒業後に初めて出演したドラマ『スーパーサラリーマン左江内氏』(日本テレビ・2017年)では、主人公の娘役として思い切った演技を披露し、NHK連続テレビ小説『ひよっこ』(2017年)や映画『翔んで埼玉』(2019年)などの話題作に出演。今年に入ってからも、ドラマ『ハレ婚。』(ABC)や日曜劇場『DCU』での好演が記憶に新しい。また今年公開された映画『凪の島』や映画『さかなのこ』にも出演するなど、女優として意欲的に活動している。
黎を翻弄する魅惑的な“フェロモン彼氏”・有馬柊人役には渡邊圭祐が決定した。25歳の柊人は一見軽やかな余裕のあるモテ男だが、欲や執着がなく、「好きな人とはキスやセックスするより楽しいことっていっぱいあると思うんですよね」と性欲に関しても“凪”なイマドキ新人類男子。そのため、黎を「なぜ付き合ってるのにシてくれないんだ!?」という混乱状態へと突き落としていく。しかし、そんな“フェロモン彼氏”にも、黎には見せない一面があるようで。柊人は一体どういう男なのか、物語が進むにつれて解き明かされていくのも見どころのひとつだ。
渡邊は2018年の俳優デビュー後、火曜ドラマ『恋はつづくよどこまでも』(2020年)や金曜ドラマ『MIU404』(2020年)などの話題作に出演。今年二部作連続で公開された映画『鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー/最後の錬成』では一人二役に挑戦し、12月には映画『ブラックナイトパレード』の公開が控えるなど出演作が絶え間なく続いている。今後さらなる飛躍が期待される若手注目株の俳優である渡邊が演じる、最高に魅惑的でチャーミングな“フェロモン彼氏”に期待が高まる。
本作の脚本は『来世ではちゃんとします』(テレビ東京・2020年)や『サレタガワのブルー』(MBS・2021年)など、女性たちの赤裸々な本音をリアルに描く名手・舘そらみ氏が担当。完全書き下ろしのオリジナルストーリーとなる。今までテレビドラマではあまり語られてこなかったであろう、男女の本音をビビッドに切り取ったセリフや、どこか欠点はありつつも人生を一生懸命に楽しんで生きようとする不器用な愛すべきキャラクターたちも、本作の見どころのひとつである。
「付き合ったら、キスをして、キスしたらその次は・・・」と30年間当たり前に考えていた黎と、「ただ一緒にいるだけで幸せ。なんでそれだけじゃだめなの?」という柊人。お互いのことを真剣に考えるからこそ、触れたい想いを我慢してしまったり、すれ違ってケンカをしてしまったり。毎話「今夜こそついにキタでしょー!」というロマンティックなシチュエーションになりつつも、結局は致せない。不器用なふたりの“寸止めラブストーリー”の行方に注目だ。
■島崎遥香
今回お話をいただいてふと振り返ってみたら、恋愛ドラマって今までちゃんとやってこなかったなーと思いました。もちろん、年下男子に恋をするなんて年相応の役も。
今まではちょっと生意気な役が多かったので、年下男子に翻弄される役を私が演じることへの驚きや、新しい自分に出会えそうなうれしさとか・・・いろんな感情が湧きました!
今回のドラマは、普通のドラマとは違い“カメラ目線での台詞”や“心の声”がとても多く描かれています。カメラ目線で表現をするのはアイドル時代以来で、ちょっぴり恥ずかしさと懐かしさがありました(笑)。私自身、出来上がりが楽しみで仕方がないです!
愛ってなんだろうって、答えがありそうでないような・・・そんなテーマを“可愛くポップ”に楽しめる大人の青春ドラマになっているのではないかなーと思っています。
ぜひ、皆さんご覧ください!
■渡邊圭祐
シてくれないフェロモン彼氏の渡邊です。台本を読んだときに、女性にしか書けない物語なのではないかと思ってしまうくらいに、知らない世界のお話でした。女性は共感しながら観ていただけるのではないかとやんわり思っております。逆に男性はそういうふうに思っているんだと、新しい発見がある物語になっているのかなと。
イケメンの烙印を背負った柊人の思いを、優しく見届けていただけたらと思います。
(C)「私のシてくれないフェロモン彼氏」製作委員会