夏が終わり秋がやってきました。「食欲」「読書」「スポーツ」そして、ハロウィンも秋に欠かせない行事の一つ。屈指の人気テーマパークであるディズニーランドも、9月15日からハロウィンイベントを開催しています。

そんな中撮影された、1枚の写真がツイッターで大きな話題となっていました。

  • 提供:Kimi |Disney Photo(@kimi_ckey0521)さん

ディズニーハロウィンの不気味な夜
(@kimi_ckey0521)より引用

ハロウィン期間限定でライトアップされたシンデレラ城。星一つない夜闇に輝くお城が水面に揺れる様子は、とても幻想的。まさしく「ここは夢の国」なのだということを証明しているかのようです。

そもそも、ハロウィンの発祥は2000年以上も昔、古代ケルト人が始めたものといわれています。ケルト歴では、10月31日は1年の終わりの日。そして、現世と来世を分ける境界が弱まる日でした。この写真からも、つながってはいけない世界とつながってしまったかのような雰囲気が漂っていますね。

読者からは、「もう一つの世界って感じ……すごい」「揺らぎ具合が不気味さ増しですね」「おばけの世界!!!」「これはすごい。まさに『不穏』って感じ」などの声があがりました。

撮影者であるKimi|Disney Photoさんにお話を伺いました。

投稿者さんに聞いてみた

――撮影時期や時間帯について教えてください。

9月23日の閉園間際です。

――この写真は偶然撮影されたのでしょうか?

丁度雨が降っていて、ディズニーランドのワールドバザールの排水溝に水が流れていたので、排水溝の上でカメラを構えて撮りました。

雨の日は大体、水の流れがない水溜まりなどで撮る、いわゆる「リフレクション」と言われる写真を撮ることが多いのですが、その延長線上で、流れる水に反射させたら面白そうだと思い撮影してみました。

――撮影で重視していることは何ですか?

どこで誰が撮っても美しいディズニーで、いかに自分のアイディアで素敵な世界を表現できるかにつきます。あとは、絶対に合成などで本来写らなかったものを付け足したりしないことです。

写真は表現であり、記録でもあるので、そのバランスは大事にしております。

――この投稿が注目を集めたことに対して、素直なお気持ちをお聞かせください。

面白い発見を多くの方に見ていただけて嬉しいです。他にもディズニーの綺麗で面白い写真を撮っているので、良ければ見てほしいです。

雨の日もディズニーランドも、また一味違う良さがあるものです。さらに、今はハロウィンの時期。誰も知らないディズニーランドが、あなたを待っているかもしれませんよ。