西武鉄道は29日、有料座席指定列車「拝島ライナー」について、2023年春から平日朝の上り運行を開始すると発表した。朝の通勤・通学時間帯にも利用したいとの要望に応え、平日朝に上り列車として2本の運行が決定した。
「拝島ライナー」はロングシートからクロスシートに転換可能な車両40000系を使用した有料座席指定列車で、2018年から運行開始。現在は西武新宿線・拝島線にて、平日・土休日の夕夜間に下りのみ運行している。
2023年春以降、平日朝に行われる予定の上り運行は拝島駅から西武新宿駅までの区間で実施され、拝島線内では多くの人に利用してもらうことをめざし、全駅に停車する。一方、小平駅から高田馬場駅まではノンストップとし、速達性を確保する。車両は引き続き40000系を使用し、ゆったり座れる快適な着席サービスを提供するとしている。
上り「拝島ライナー」の料金・運転時刻・指定券発売方法など、詳細については決定し次第、西武鉄道のニュースリリース等で発表される。