NTTドコモ モバイル社会研究所は9月29日、スマホ・ケータイ購入時に重視することに関する調査レポートを公開した。内容は2022年1月に調査した「2022年モバイル動向調査」のデータに基づく。

  • スマホ・ケータイを購入する際に重視するのは「メモリ容量」が8年で約2倍に

「スマホ・ケータイを購入する際に重視する点」に関して、端末のデザイン、カメラ機能・性能、操作性、携帯性、メモリ容量のうち、「デザイン」は2010年の54.6%から14.6%と40ポイント、「カメラ機能」は同年の51.9%から18.5%と約30ポイント下がった。一方で「メモリ容量」はポイントを伸ばし、2014年の12.8%から24.5%と8年で約2倍になった。

「メモリ容量を重視する」を性年代で見ると、男性、女性ともに10代が最も重視していた。一方で「カメラ機能」については、若年層だけでなく、60代、70代の高齢層も重視する率が比較的高くなった。

  • メモリ容量を重視する人の性・年代別グラフ

NTTドコモ モバイル社会研究所はこれらの結果に関して、デザインや形状が多彩で機種ごとにスペック差が大きかったケータイに比べ、デザインや形状、基本性能の差が比較的小さいスマートフォンに市場がシフトしたことにより、購入時に重視する点が変化しているとみている。