エプソンは9月29日、プリンターなどの商品を紹介する「紙カタログ」の配布を基本的に中止すると発表した。エプソンが推進する環境負荷低減の取り組みの一環。紙カタログに代えて、電子カタログ(PDF形式)をWebサイトで配布する。紙カタログを求める一部の販売店に対しては、部数を大幅に見直したうえで配布を継続する。見直しは2022年10月から順次。
エプソンは、これまでインクジェットプリンターなどのカタログを制作し、量販店などの店頭で配布してきた。しかし、商品の切り替え時は在庫分のカタログをまとめて廃棄する必要があり、環境負荷の一因になっていた。エプソングループは全社で環境負荷低減を推進しており、この慣例を見直すことにした。
カタログはPDF形式でWebサイトから閲覧できるようにする。Webサイト自体の内容も拡充する予定。紙カタログを求める一部の販売店に対しては提供を継続するが、部数は最小限にとどめる。部数が少ない場合、通常のオフセット印刷ではなく、オンデマンド印刷での提供も検討するという。