どうしてもできてしまうニキビや、寝不足によるクマなどの肌悩み。女性だけでなく男性も、肌悩みをカバーしたいと思うことがあるでしょう。
そんなときに、手軽に使えて肌悩みをカバーできるのがコンシーラー。しかし、なかには「コンシーラーを使っているのがバレてしまうのでは?」と不安になる男性もいるのではないでしょうか。
メイクに慣れていない男性がいきなりコンシーラーを使用すると、色が合っていなかったり厚塗りになってしまったりで、周りの人にコンシーラーを塗っていることがバレてしまうことが多いです。
そこで、ここでは男性が周りにバレずコンシーラーを塗る方法を解説します。慣れると簡単なので、ぜひ覚えて実践してみてくださいね。
男性のコンシーラーがバレるのはなぜ?
そもそも、なぜ男性のコンシーラーはバレてしまいがちなのでしょうか。原因は主に以下の4つだと考えられます。
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自分の肌の色に合わないものを使用している
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自分の肌トラブルに合わないものを使用している
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厚塗りしている
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塗る前のケアが不十分
それぞれについて、くわしく解説します。
自分の肌の色に合わないものを使用している
コンシーラーは、カラーのバリエーションが豊富。自分の肌の色・明るさと違うものを使用すると、当然目立ってしまいます。 購入前にテスターで必ず試し塗りをし、自分の肌に色がなじんでいることを確認しましょう。
試し塗りをするときは、首と顔の間であるフェイスラインに塗ります。ここでナチュラルになじんで見える色が、自分の肌色に合ったコンシーラーです。
自分の肌トラブルに合わないものを使用している
「ニキビを隠したい」「クマをカバーしたい」など、コンシーラーを使う目的はさまざまです。それぞれの用途に応じて、適したコンシーラーの特徴も異なります。
後ほど、肌悩み別にコンシーラーの選び方を解説するので、要チェックです。
厚塗りしている
コンシーラーは広範囲に塗るものではありません。あくまでカバーしたい部位に、ピンポイントで薄く塗るためのアイテムです。
広範囲にしっかり塗り過ぎると、厚化粧している印象になり不自然です。「なんとか隠したい!」という気持ちはわかりますが、だからこそ、塗り方に気をつけましょう。
また、何度も重ねて厚塗りにするのも、コンシーラーがバレてしまう原因です。周りの人に至近距離でまじまじと肌を見られるということは、普段の生活でなかなかありませんよね。鏡を人と話す距離と同じくらいまで遠ざけて、遠目で見て肌悩みをカバーできているくらいを目安に、塗る量を調節しましょう。
塗る前のケアが不十分
コンシーラーを使うときは、肌の土台が整っているかどうかも重要です。カサついた肌にコンシーラーを重ねても、密着力が低くカバーできないうえに、パサパサに乾燥してむしろ汚い印象に。
コンシーラーの効果を最大限に引き出すためにも、洗顔後は化粧水や乳液で肌をしっかり保湿しましょう。
また、コンシーラーを肌に直接塗るのも実はあまりおすすめできません。直接すっぴんの肌に塗っても、綺麗にコンシーラーがのらないことが多いからです。
バレないようにしたい場合は、コンシーラー前に化粧下地機能がある日焼け止めを塗ってから、コンシーラーを重ねるようにしましょう。
バレないコンシーラーの選び方は?
では、男性がバレにくいコンシーラーを選ぶためにはどうしたらいいのでしょうか? しっかりカバーしつつ、周りの人にバレないコンシーラーを選ぶためには、抱えている肌トラブルについて理解を深めることが重要です。
ここでは、肌悩み別のコンシーラーの選び方を解説します。
バレないコンシーラーの選び方【ニキビ】
ニキビのカバーには、自分の肌の色より少し暗めのコンシーラーがおすすめです。明るいコンシーラーを使用すると、赤みが透けてしまうことがあります。少し暗めなカラーのコンシーラーを使用することで、赤みを綺麗にカバーできますよ。
また、膨らみのあるニキビには、柔らかいテクスチャーのリキッドタイプやクリームタイプのコンシーラーを。炎症が治まり、凹凸がなくなったニキビ跡は、スティックコンシーラーでしっかりカバーしましょう。
バレないコンシーラーの選び方【クマ】
クマが青っぽい場合や黒っぽい場合は、オレンジ系のコンシーラーを塗ることで、クマをカバーして明るい印象に。色素沈着で茶色っぽいクマは、イエロー系のコンシーラーでカバーすると綺麗に仕上がります。
目元は皮膚が薄いので、保湿力が高いリキッドタイプでカバーしましょう。
バレないコンシーラーの選び方【シミ・そばかす】
シミやそばかすなどを隠したい場合は、カバー力が高いスティックタイプのコンシーラーがおすすめ。とくにそばかすは、動きづらい頬の高い位置にできるので、硬めのスティックタイプを使用しても崩れにくいです。
バレないコンシーラーの選び方【青ひげ・眉毛の剃り跡】
青ひげや眉の剃り跡をカバーしたい場合は、オレンジベースのコンシーラーがおすすめです。青に対して、オレンジは補色にあたるからです。薄くのせ、周囲の肌となじむよう、しっかり塗り込みましょう。
バレるのを防ぐコンシーラーの使い方
自分の肌の色や肌トラブルに適したコンシーラーを選んだら、正しい方法でコンシーラーを塗りましょう。
ここでは、バレるのを防ぐコンシーラーの使い方を解説します。
1.まずスキンケアをしっかり行う
まず、コンシーラーを使う前にしっかりスキンケアを行いましょう。スキンケアは日々の積み重ねが重要ですので、できれば毎日の習慣にしましょう。
洗顔後、化粧水や乳液で保湿することが大切です。乾燥し、肌がカサつくと、コンシーラーが浮いたりヨレたりする原因になります。
2.化粧下地機能がある日焼け止めを塗る
次に、顔全体に化粧下地機能がある日焼け止めを塗ります。紫外線は、シミやそばかすの原因になります。肌悩みはカバーするだけでなく、まず増やさないように対策しておくのが大切です。
化粧下地は、メイクのノリを良くするアイテム。日焼け止めを塗ってから、化粧下地を重ねるのでもOKです。
しっかりカバーしたいという方は、日焼け止め・化粧下地・ファンデーションの機能があるBBクリームもおすすめです。
3.コンシーラーを適量、正しく塗る
コンシーラーを塗っていきます。コンシーラーを使う際は以下の4点に注意するとバレにくくなります。
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カバーしたい場所にピンポイントで塗る
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塗った場所から周囲に伸ばして肌になじませる
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何度も厚塗りしない
- 塗り終わった後は必ず鏡できちんとなじんでいるか確認する
塗った後は、できれば色々な角度から鏡で仕上がりをチェックしましょう。メイクは光の入り方によって見え方が変わる場合が多々あります。
4.フェイスパウダーでおさえる
コンシーラーを塗った部分に、フェイスパウダーを軽くおさえるように重ねましょう。サラサラに仕上がり、崩れ防止になります。
フェイスパウダーは顔全体に塗ると、テカり防止にもなりますよ。
コンシーラーのタイプと特徴
コンシーラーにはスティックタイプやリキッドタイプなど、さまざまなタイプがあります。
タイプごとに得意な部位や効果的な使い方があるので、ポイントをおさえるとさらにナチュラルなメイクができるようになりますよ。
細かいところまで綺麗にカバーしたいという方は、タイプ別のコンシーラーの特徴を知って、部位別にコンシーラーを使い分けてみてくださいね。
スティックタイプのコンシーラーの特徴と使い方
扱いが簡単なスティックタイプのコンシーラーは、ニキビなど、ピンポイントで狭い範囲に塗るのに最適です。カバー力のあるものが多いため、薄く塗るだけでしっかり隠せます。
ただ、硬めにできているため、水分が少なく乾燥しやすい傾向にあります。使用前のスキンケアでしっかり保湿してから塗りましょう。
リキッドタイプのコンシーラーの特徴と使い方
リキッドタイプのコンシーラーは、液状で柔らかいテクスチャーなので、目の下のクマなど広い範囲に塗るのに適しています。チップやブラシなどで塗るため、慣れるまではつけ過ぎて液体が垂れてきてしまうことがあるので要注意。
保湿力が高く肌なじみがいいため、バレにくいというのも嬉しいポイントです。
クリームタイプのコンシーラーの特徴と使い方
クリーム状で重めのテクスチャーのコンシーラー。保湿成分が含まれていることが多いので、スティックタイプより乾燥に強い点が特徴です。リキッドタイプ同様、クマなど、広い範囲に塗るのに適しています。
ペンシルタイプのコンシーラーの特徴と使い方
非常に細いペンシルタイプのコンシーラーは、細かい部分をカバーするのに最適です。唇周辺や小鼻、眉下のちょっとした部分などを綺麗に隠すことができます。
パレットタイプのコンシーラーの特徴と使い方
複数の色が並ぶパレットタイプのコンシーラーは、色を重ねたり混ぜたりするのに最適です。カバーしたい部分とその周囲で、グラデーションになるように使えば、より自然な肌なじみが期待できます。
正しいコンシーラーの選び方と使い方でバレるのを防止
今回は、男性がコンシーラーを使用するとバレることが多い原因や、バレずにコンシーラーを使用する方法をご紹介しました。
正しいコンシーラーの使い方や選び方を学べば、よりナチュラルでバレないメイクが可能です。ぜひこの記事を参考に、コンシーラーのバレない使い方をマスターしてくださいね。