ドイツの大手家電メーカー「ミーレ」社の製品は、世界で愛される高級家電。モデルハウスなどでミーレの食洗機を見かけたという人は多いのではないでしょうか?日本では食洗機の認知度が高いミーレですが、本国ドイツでは洗濯機のパイオニアとして知られています。

そんなミーレが2022年10月14日~16日の3日間、洗濯機や乾燥機を体験できる「サステナブル ランドリーカフェ @Miele」イベントを開催します。プレス向けのプレ体験会に参加してきました。

  • 「サステナブル ランドリーカフェ @Miele」の会場。背面の壁にあるのがミーレのビルトインオーブンに電子レンジ、スチームクッカーなど。統一デザインなので、複数の調理機器が並んでいてもまとまっています

    「サステナブル ランドリーカフェ @Miele」の会場。背面の壁にあるのがミーレのビルトインオーブン、スチームクッカーなど。統一デザインなので、複数の調理機器が並んでいてまとまっています

  • イベントは表参道にあるミーレのショールーム「Miele Experience Center 表参道」にて開催します

「サステナブル ランドリーカフェ @Miele」は、洗濯機や乾燥機だけでなく、ミーレの調理機器からコーヒーマシンまで幅広くチェックできるレアなイベント。参加費は無料です。気になる人は、ぜひ世界のセレブが愛するミーレの家電をぜひ自分で体験して欲しいと思います。

・実施期間:2022年10月14日(金)~10月16日(日)
・開催時間:
第1部:10:30~13:30(受付 10:15~)
第2部:15:00~18:00(受付 14:45~)
・開催場所:Miele Experience Center 表参道
・応募期間:10月6日(木)23時59分まで

イベントは各部1グループ4名以内で最大3グループまでの完全予約制。イベントへの応募は専用サイトから、抽選にて参加者を決定します。

そもそも洗濯機なのに「サステナブル」とは?

  • ミーレのドラム式洗濯乾燥機「WT1」シリーズと、マイナビニュース・デジタルの林編集長

今回のイベント名には「サステナブル(持続可能な)」が付いています。この数年、世界的な共通目標としてSDGsと呼ばれる複数の目標が提唱されていますが、そのうちのひとつが「持続可能な消費と生産」です。ミーレの洗濯機・乾燥機では、2つのポイントに注目してみてください。

ひとつは、洗濯機として品質が高いこと。ミーレの製品は基本的に20年間使用することを想定して開発されており、買い換え頻度を低くすることでムダな廃棄を減らせます。

ふたつめが「衣類のケア」。衣類へのダメージを最低限にしつつ洗濯できるので、自宅で洗濯しながら衣類を長く使い続けることにつながります。ミーレは、洗濯機で衣類を「洗う」のではなく「ケア」すると表現します。

  • ミーレの洗濯乾燥機「WT1」は、ドラムの内側が蜂の巣(ハニカム)状になっています。この形状によって衣類とドラムの間に水の膜ができ、余計な摩擦を減らして衣類の傷みを防ぎます。写真はミーレ・ジャパンの佐村由紀子さん

  • 3輪のバラを洗濯乾燥機「WT1」に入れて洗濯するデモンストレーション

  • 約30分間洗濯した後のバラ。ドラム内にバラの花びらは1枚も落ちていません。バラも洗濯機で洗われたとは思えないほど傷がなく、みずみずしさを保っています

  • ちなみに、バラを洗ったコースは「ウール」プログラム。一般的な洗濯機はデリケートな衣類を「おしゃれ着洗い」モードで洗濯しますが、ミーレの洗濯機にはウールやシルクなど、素材ごとに専用プログラムがあります

洗濯の専門家が考えるのは「汚れを落とす」ことじゃない?

会場では、衣類に関わることが多いスタイリストの金子綾さんと、洗濯家の中村祐一さんが衣類の洗濯について語りました。スタイリストの金子さんは「家ではミーレの洗濯機を使っている」としながら、おしゃれ着洗いは怖くてなんとなくクリーニングを利用していたそうです。

  • 写真右は女性誌「Oggi」にて連載を持つスタイリストの金子綾さん。サステナブルがテーマということで、この日は10年間も愛用しているというカシミヤのニットで。写真左は、自宅に4台の洗濯機があるという洗濯家の中村祐一さん。そのうち1台はミーレとのこと

対して洗濯家の中村さんは、「衣類は水に濡れるだけでもダメージを受ける」と。本当に大切な衣類は、水を使わないドライクリーニングが正しいとアドバイス。

とはいえ、気に入った衣類すべてをドライクリーニングするのは、手間やコストの点からも現実的ではありません。そこで、ミーレのような衣類にダメージを与えにくい洗濯機が有効とコメントしました。

中村さんによると、洗濯の専門家は「汚れを落とす」ことではなく「どれだけの洗濯強度なら素材が壊れないか」を中心に洗濯方法を考えるそうです。ミーレは素材ごとの専用プログラムが多く、素材に合わせた洗い方をするので「衣類を長持ちさせる」という考え方にあっているといいます。

  • ミーレの洗濯機は専用洗剤でトータル衣類ケア(市販の洗剤も使えます)。液体洗剤の自動投入機能もあり、2種類の液体洗剤を運転コースに応じて自動で配合します

  • 会場にはカシミヤのセーターを2枚展示。写真左は新品のセーター。右は「WT1」のウールプログラムで2回洗濯・乾燥したセーター。実際にセーターを触ったマイナビニュース・デジタルの林編集長は「WT1で洗ったほうがフワフワで柔らかいかも?」とのこと。ウール洗濯プログラムで洗ったあとは、2~3分だけウール乾燥コースで運転して繊維に空気を含ませます。このため肌触りの良いニットに仕上がるんだとか

【動画】WT1にはダウンを洗濯・乾燥するプログラムも。ダウンプログラムで洗濯・乾燥したあと、撥水プログラムを使って撥水加工を施すことも可能。柔軟剤投入口に専用撥水剤を入れると、洗濯後の乾燥プログラムによってダウンに撥水剤をしっかり定着させます。動画はWT1で撥水加工したダウンベスト。しっかり水をはじいていますね
(音声が流れます。ご注意ください)

「サステナブル ランドリーカフェ @Miele」では、来場者が自分の衣類を持ち込んで、実際にミーレの洗濯機で洗濯できます。会場に用意されたシルクシャツやダウンジャケット、カシミヤのセーターといったアイテムを使った洗濯体験も用意される予定です。

洗濯を待っている間にミーレの美味しいコーヒーはいかが?

「ランドリーカフェ」イベントということで、会場で洗濯を待つ間はミーレの調理機器を使ったオリジナルメニューの試食体験も。カフェで腕を振るうのは「MAISON with ARTS&SCIENCE」でシェフをつとめる松本亮一さん。一流のシェフが一流の素材と調理器具で作ったプレートを楽しめます。

  • イベントで提供予定のスペシャルメニューは(写真とは異なる可能性があります)、国産地鶏のロースト、サーモンマリネ、佐賀の平飼いたまごのウフマヨ、西洋かぼちゃのロースト、ズッキーニとハーブのスープ。素材を生かしたシンプルな味付けをベースに、パンチのあるハーブを組み合わせています

  • ぜひ体験してほしいのは、ミーレのビルトイン・コーヒーマシンで抽出したコーヒー。挽き立ての豆で淹れるコーヒーはとっても香り豊か。イベント中はコーヒーおかわり自由です