9月30日の発売を控え、目前となった昨日ようやく性能評価レビュー・価格についての情報が公開されたAMD Ryzen 7000シリーズプロセッサ。初代Ryzenからずっと使ってきたAM4ソケットをついに卒業し、AM5ソケット搭載の新プラットフォームへ移行する大変革が行われ、マザーボードやDDR5メモリの買い替えが必須になります。
というわけで、今回は“ASUS編”と第してX670Eシリーズの発表会についてダイジェストでお届け。E-ATXモデルから装備充実のATXモデル、ひさびさの「GENE」ブランドから投入予定のMicroATXに加えて、もはや“違法建築”と呼びたくなるようなMini-ITXモデルなど豪華なラインナップであらゆるニーズを迎え撃ちます。実機もみてきたので、記事末尾も要チェック。
ひさびさに「GENE」シリーズの新モデルを投入予定
世代が大きく変わるタイミングで、ネーミングルールの統一やシリーズラインナップの再編が行われるASUS。とはいえ、DDR5メモリ対応モデルのみの展開であまり複雑な変更はなく、型番にあった(Wi-Fi)の丸括弧がなくなったくらい。
その他のトピックとしては、ひさびさに「GENE」シリーズの投入がポイントです。充実した装備で強力な構成を採用しつつ、フォームファクターにコンパクトなMicroATXを採用している製品で、担当者いわく「廉価モデルとして展開されることが多いMicroATXですが、ASUSではしっかりした仕様に仕上げてあるので注目です」とのこと。
実機をチェック! Mini-ITXモデルがすごすぎる
ざっくりと新製品の特徴について確認できたところで、ASUS JAPANオフィスで見てきた実機についてもご紹介。PRIMEシリーズ以外ほぼ全ての製品が揃っていましたが、なかでもMini-ITXの「ROG STRIX X670E-I GAMING WIFI」がかなり興味深い仕様。オーディオは外付けデバイスに任せてしまおう! とガッツリ割り切られており、かえって便利そうです。
余談ですが、製品担当者から最近売れ筋の製品についても聞くことができました。マザーボードもグラフィックスカードも堅調とのことですが、やや意外な売れ線商品だったのがゲーミングマウス「ROG Keris Wireless」と、PCケース「Prime AP201」。ゲーミングマウスは周辺機器メーカーよりも後発の参入ですが、意欲的な価格設定や堅実な仕様で支持を集めているとのこと。
また、ケース「Prime AP201」もかなり売れているそう。ゲーミング推しかと思いきやシンプルなデザインで、しかも白と黒から好みに応じて選択可能。あえてMicroATXのみの対応とし、コンパクトに仕上げたこともポイントだとか。ここはやはり、X670Eで復活した新マザーボード「ROG CROSSHAIR X670E GENE」を組み合わせて欲しいと話していました。