シャープは、ロボット家電「COCOROBO」(ココロボ)のクラウドサービスを2022年9月30日に終了する。2022年10月以降は、宅内外からクラウド経由でCOCOROBOを操作できなくなり、クラウド音声認識を使った発話もサービス終了となる。

  • シャープ初のロボット掃除機となった「COCOROBO」(RX-V100)

同社ではサービス終了の理由について、「(COCOROBO)本体の生産完了から6年以上がたち、ここ数年で提供サービスの利用が極端に減少した」ためと説明している。対象機種は以下の通り。

対象機種

COCOROBO

  • RX-V100
  • RX-V200

プレミアムなCOCOROBO

  • RX-CLV1(妹モデル)
  • RX-CLV2(黒執事モデル)
  • RX-CLV3(戦国BASARAモデル)
  • “プレミアムなCOCOROBO”「RX-CLV1(妹モデル)」

2022年10月以降、全機種でクラウドを利用した「おそとモード」が利用不可となり、宅内外からスマホで運転操作、カメラ撮影、移動、家電コントロールを制御する機能が使えなくなる。また、RX-V200とプレミアムなCOCOROBOでは、クラウド音声認識を利用してユーザーの声かけに応えて返事し、運転動作することや、あらかじめ設定した住所の天気、目覚まし、ニュース情報を発話する機能なども利用できなくなる。

ただし9月末のクラウドサービス終了後も、宅内の無線LAN経由でスマホから操作する「おうちモード」や、本体音声認識によってユーザーの声かけに返事し、運転動作させることは可能だ。

また、“プレミアムなCOCOROBO”(妹モデル、黒執事モデル、戦国BASARAモデル)については、本体音声認識でできる声かけ(きれいにして、おはよう、おやすみ、ただいま、調子はどう?など)に対してはこれまで通り、声優ボイスで“気分に応じた返事”を行うという。