NTTドコモ モバイル社会研究所は9月26日、スマートフォン向けサービスの利用意識に関する調査レポートを発表した。内容は、2022年2月に同社が実施した「2022年 スマホ利用者行動調査」のデータに基づく。
ニュース・情報検索の利用意識
「スマホでニュースや情報を検索・閲覧をするのは楽しいと思うか」という質問に対し、そう思う/まあそう思う/あまりそう思わない/そう思わないの4択の回答を集計したところ、全体の81%がポジティブな反応だった。年代別の差は少なく、10代・20代が数ポイント低い程度となっている。
メール・メッセージ機能の利用意識
続いて、「プライベートでのメールやメッセージのやり取り」を対象に同様の質問をしたところ、全体で見れば65%が楽しい(そう思う/まあそう思う)と回答している一方、性別・年代別で大きく差が開いた。
男女ともに10代はポジティブな反応が突出して多い。20~70代では男性よりも女性のほうがやり取りを楽しんでいる人が多く、年代によっては20ポイント以上の差がある。
SNS(閲覧)の利用意識
最後に、SNSについても同様の調査を行った。「SNSを閲覧するのは楽しいと思うか」という聞き方で、投稿する場面ではなく見る場面を想定している。
全体ではポジティブな反応が65%。若年層から年代が上がるにつれてゆるやかに下がっていく階段状のグラフとなっており、メッセージと同様に男女差も大きい。最も満足度の高かった10代女性では、9割以上が肯定的な反応だった。
「2022年 スマホ利用者行動調査」調査概要
- 調査方法:Web
- 調査時期:2022年2月
- 調査対象:日本全国の15~79歳男女
- 有効回答数:6,272
- サンプリング方法:QUOTA SAMPLING、性別・年齢(5歳刻み)・都道府県のセグメントで日本の人口分布に比例して割付しスマホ所有率を調査。調査結果からスマホ所有者比率に比例して再割付を実施。