Instagramは9月26日より、10代の子供にSNS利用について保護者と話し合うことを呼び掛けるキャンペーン「一緒に話そう!インスタANZENルール」を開始した。10代クリエイターのインタビュー動画や話し合いのガイドを公開したほか、保護者との対話の重要性を考えてもらう特別授業も実施した。
このキャンペーンは、Instagram/Metaが10代を含む若年層の利用者に安心安全なオンライン体験を提供するための取り組みのひとつとして実施するもの。
SNSを安心安全に利用するためには、SNSを利用する子供と、その子供たちを近くで見守っている保護者との間で、互いの意見を尊重しながら話し合い、双方が納得したうえで利用することが効果的。本キャンペーンでは、話し合いの必要性を理解していてもどのように話せばよいのかわからないという保護者の声や、厳しいルールを押し付けられることを懸念する子供たちの声を参考に、子供と保護者がSNSの利用について対話の機会を持ち、一緒に考えるきっかけを作ることを目的としたコンテンツをキャンペーンサイトで公開している。
10代クリエイターのインタビュー動画
コンテンツのひとつは、10代のクリエイター3人が若年層のユーザーを代表して本音を語るインタビュー動画。出演したのはいずれもInstagramで活動しているアンさん(@annpeach__)、ほのぼのさん(@non.hoo)、ももかさん(@momoka_ch)の3人。
保護者に向けて、子供がSNS利用について保護者と話すのを避けたくなる理由、話し合いの際に気をつけてほしいことなどについて語っているほか、なぜ保護者と話し合うことが必要か、子供の側から保護者とコミュニケーションを取る際のヒントなど、同世代のSNSユーザーへのアドバイスも行っている。
保護者とティーンのための話し合いガイド
もうひとつのコンテンツが、実際に子供と保護者が話し合いをどのように行うべきか、話し合いのあとにどんなアクションを起こすべきかを解説する「保護者とティーンのための話し合いガイド」。
子供と保護者が一緒にガイドを読み、記載されているステップを追って話し合いを進められるように構成されている。ガイドの内容は、マイナビニュースでも「お父さんが知らないSNSの世界」を連載し、スマホ安全アドバイザーとして活動する鈴木朋子さんが監修を担当。このガイドはキャンペーンサイトから無料でダウンロードできる。
話し合いの大切さを考える特別授業
キャンペーン初日となる9月26日には、千葉県立千葉中学校で中学二年生を対象に特別授業を実施。SNS利用をテーマに、保護者とどのように関わっているのか、意見が合わないときはどのように解決しているのかといたトピックについて互いの体験を共有し、SNSの安全な利用のために子供と保護者が話し合いをすることの意味を考えた。
特別授業には、ゲストとしてクリエイターのぁぃぁぃさん(@aiai0131_official)も登壇。自身の体験を語るとともに、「お子さん、保護者それぞれのお互いの意見を尊重しながら、ポジティブに活用してほしい」というメッセージを送った。
特別授業の内容は、今後動画としてキャンペーンサイトで公開の予定。マイナビニュースでも特別授業を取材することができたので、近日中にその様子をレポートする予定だ。