ネットエイジアはこのほど、「加熱式たばこに関する意識調査」の結果を発表した。調査期間は2022年8月18~19日、調査対象は20~69歳の個人、有効回答は1,000人(喫煙者500人、非喫煙者500人)。

「加熱式たばこの増税を知っていた」、喫煙者32%、非喫煙者13.8%

  • 今年の10月に加熱式たばこが増税されることを知っていたか

2022年10月に、加熱式たばこが増税されることを知っていたか尋ねたところ、認知率(「知っている」と答えた割合)は、喫煙者では32.0%、非喫煙者では13.8%にとどまった。

今回の増税で、2018年10月から段階的に行われていた課税方式の見直しが終了することを知っていた人は、喫煙者の16%、非喫煙者の7%だった。

紙巻たばこより加熱式たばこのほうが、たばこ税の税率が低いことを知っていた人は、喫煙者の28.8%、非喫煙者では12.8%だった。

加熱式たばこの増税後、加熱式たばこの税額は紙巻たばこの税額の7~9割程度になる予定で、税額の差は縮まることになる。そこで、このことを知っているか質問したところ、認知率は、喫煙者では52.1%、非喫煙者では46.9%となった。

続いて加熱式たばこの増税に対する賛否を調べたところ、喫煙者では「賛成(非常に+やや)」が24.4%、「反対(非常に+やや)」が76.5%、非喫煙者では「賛成」が76.2%、「反対」が23.8%となった。2021年調査と比べると、喫煙者では「賛成」が11.8ポイント増加したのに対し、非喫煙者では「賛成」が12.6ポイント減少した。

たばこ税の税収は国税と地方税を合わせて2兆円超になる。そこで、たばこ税の税収がどのくらいの金額になるか知っているか聞いたところ、「知っている」と答えた割合は、喫煙者では10.4%、非喫煙ではわずか4.4%となり、大多数がたばこ税の税収金額を知らないことがわかった。