NTTドコモは、同社が取り扱う「iPhone 12」シリーズ以前のiPhoneにおいて、SIMロックを解除できない事象が9月24日0時58分ごろから発生していると発表した。原因と復旧見込みは確認中。ポートアウト後に使えなくなる場合があるため、ポートアウトするときは注意が必要としている。

【更新・追記】NTTドコモは、上記の不具合が解消し、9月26日7時20分に復旧したと発表。現時点でも通信ができないユーザーには、再度SIMロック解除を行うよう案内している。

  • iPhone 12(左)とiPhone 12 mini(右)

スマートフォンに購入したキャリアとは異なるキャリアのSIMを挿入して使おうとすると、通信ができなくなるSIMロックについては、総務省の方針で2021年10月から原則禁止されている。このため、2021年発売の「iPhone 13」シリーズ以降のiPhoneはSIMロックフリーで販売されており、ドコモ版でも上記の問題の影響はないと見られる。

【9月26日14時5分追記】

NTTドコモは、上記の不具合が解消し、9月26日7時20分に復旧したと発表。「システムの一部不具合」が原因だという。対象端末は以下の通り。

  • iPhone12シリーズ以前のiPhone
  • 11インチiPad Pro(第3世代)以前のiPad Pro
  • 12.9インチiPad Pro(第5世代)以前のiPad Pro
  • iPad Air(第4世代)以前のiPad Air
  • iPad(第8世代)以前のiPad
  • iPad mini(第5世代)以前のiPad mini

今回の事象が起きていた時間帯にSIMロック解除手続きを行っていて、現時点でも通信ができないユーザーについては、再度SIMロック解除の手続きを行うよう案内している。また、アクセスが集中することが予想されるとして、時間をおいての手続きに協力するよう呼びかけている。