Maker Faire Tokyo 2022が開催されました。「世にないものは自分で作る」というMakerのお祭りです。前編に続いて、後編では多彩は出展をダイジェストでお届けします。以下、カッコ内のブース番号をもとに、詳しい説明などは公式ページの出展者紹介をぜひご覧になってみてください。
公道走行可能な電動モビリティも!
モビリティで面白かったのは「デゴチ」(B-01-06)です。世界最小の電動バイクを作ろうということで、サイズ最優先で作ったそうです。公道走行可能なのでナンバーも保安装置も着いています。
実際に屋外デモで試乗させていただきましたが、加速しすぎるとウイリーして尻もち付きそうですし、小さくて体重移動が難しかったです。がんばって8の字走行までしました
筆者はテクノロジー大好きなので、美術系はあまり見て回れなかったのですが、技術とアイディアは「太田志保」(D-01-02)と「コンデンサー盆栽家元 へぎ」(D-01-01)が光っていました。
ほかにも面白いものがたくさん! 丸一日かけても全部をくまなく見るのは難しいのです。もし来年(2023年)に行かれるなら、開場直後から訪れることをおすすめします(2023年もリアル開催できるよ祈ってます)。
例年出展されている方々も、リファインは続きます。また、人気は博したものの展示でうまく動かなかったことから、以前よりも動きを減らした出展もありました。
Maker Faire Tokyoには子ども向けの展示もありますし、体験型のセミナーも豊富。「自作カー」を競うNerdy Derbyはコロナ禍の影響で2022年もありませんでしたが、保護者目線でコメントしてくれた来場者いわく「一日中ブースに張り付いたままなので、あまりお金がかからず親としてもラク」とのこと。
そして、イベントを支えるスポンサー
Maker Faireを支えているのはスポンサーです。今年も多くのスポンサーが出展しており、印象的だったのはマクニカ。マクニカのスポンサーブースは空っぽで、ハンズオンゾーンの対応に全集中していました。
KSYブースは「通販分からコツコツRaspberry PIを集めた」として、RasBerry PIを特価販売。Raspberry Pi ZERO 2 Wだけは「(いつ売り出すか分からない)ゲリラ販売」でした。過去に時間指定で販売したところ、長蛇の列ができてしまったことの反省だと思います。数も十分あったようで、2日目の午後になっても全商品の販売をしていて、価格もさることながらMaker向けの対応に驚かされました。
キオクシアはSSDを主体に展示。東芝の時代は「Flash Airの同人誌」を配布していましたが、今回はSSDの同人誌Vol.2を配布。「あれ? Vol.1はいつ配布?」と思って聞いたところ、Maker Faire Tokyo 2021がオンラインオンリーになったことから、秋葉原で配布していたそうです。
次回のMaker Faire Tokyo 2023は、2023年10月14日・15日の開催を予定しています。今から楽しみです。時間と予算と都合があえば東京以外のMaker Faireもレポートしたいと思います。