MTGが展開する「ReFa(リファ)」は、シルバーの美容ローラーが人気のブランド。ローラー以外にも、ヘアドライヤー、シャワーヘッド、ヘアアイロンといった美容アイテムをそろえており、「トータルビューティーブランド」へと進化しています。

そんなリファから新製品が2つ登場。「ReFa BEAUTECH DRYER SMART(リファビューテック ドライヤースマート)」と、「ReFa BEAUTECH HEAD SPA(リファビューテック ヘッドスパ)」です。メディア向けセミナーからお届けします。

細身のボディで折りたためるボディ

  • リファビューテック ドライヤースマート。カラーはホワイトとブラック

まずはリファビューテック ドライヤースマート(以下、ドライヤースマート)から。発売予定は11月で価格は38,000円。カラーはホワイトとブラックの2色です。本体サイズは約幅216mm×奥行き49mm×高さ197mm、重さは約475gとなります。

ドライヤースマートは、スリムなボディとパワフルな風を両立させた点が特徴。ハンドルも風が吹き出すノズル部分も細身です。これなら手が小さくても持ちやすいですし、ヘアサロンのようにノズル部分を持って集中的に風を乾かしたりできます。持ち手部分を折りたためるため、収納時もコンパクトです。

  • ハンドル部分をひねると折りたためます

  • 折りたたむと引き出しなどにも収まりやすいですね

  • ヘアサロンでブローをしてもらうとき、美容師がこういう持ち方をしていますよね

  • 左側のボタンでモードの調節、右側のボタンでで風量の調節をします

  • 手元でスイッチのオンオフ。最初は冷風モード、さらにスライドさせると温風モードに切り替わります

これだけ細身のドライヤーだとパワーが心配ですが、スイッチを入れてみると風が集中的に吹き出して、かなりの風圧。風量は約0.9立方メートルです。

従来モデル「リファビューテック ドライヤー」の風量が約1.0~1.4立方メートル/分なので、風量そのものは少なくなっていますが、風圧はむしろ上がっている印象です。「風量ではなく風圧と風速で速乾を目指している」とのこと。確かに、これだけパワフルな風なら髪がよくほぐれて乾きそうです。

【動画】最初は「LOW」、途中から「HIGH」に切り替えました。髪が揺れます!
(音声が流れます。ご注意ください)

HIGHモードに切り替えると音も大きくなり、パワフルさを実感します。ふんわり広がる風というより、集中した風が髪に当たり、指でかき分けなくても頭皮で風を感じます。

これは、新開発した「HPDモーター」と送風機構「高速高圧エアロシステム」によるものです。HPDモーターは、1分間に約10万回転する最小最軽量なモーター。このモーターが作り出した風をしっかり髪に届ける送風機構が「高速高圧エアロシステム」です。

風を取り込む「吸い込み口」のフィルターには、メッシュフィルターを採用しました。より多くの空気を吸い込めるように、細かなメッシュを施しています。取り込んだ風を、ファンと一体化したHPDモーターによって高い風速・風圧の風を生み出します。さらに風が通る風洞(ノズル部分)にゆるい傾斜をつけて、エネルギーロスを減らしつつ直線的に風を届けるというわけです。

  • 左の超小型高速モーターを日本電産と共同開発。パワフルな風を作り出します。右は従来モデルのモーター

冷風と温風を自動で切り替える

従来モデルは頭皮や髪の温度を検知する「対象物センサー」を搭載していましたが、新モデルはこれをプログラミングで行い、ドライヤー本体の小型化を実現しました。

また、髪を乾かすときに影響を与える要素として「環境温度」に注目。内部に備えた「環境温度センサー」が周囲の室温(環境温度)を検知し、温風と冷風を自動で切り替えます。例えば、室温が高い時期は冷風にするタイミングを早めるなど自動で調節し、乾かしすぎを抑えます。

具体的には、頭皮を乾かす「SCALP」モードでは80℃前後の温風と、30℃前後の冷風を組み合わせて50℃以下に調節。毛先を乾かす「MOIST」モードは、100℃前後の温風と30℃前後の冷風によって60℃以下になるように調節します。100℃の温風は髪にツヤを出す効果があるとのこと。

  • センシングプログラムなしの場合、使用開始から髪が高温になります。高温を示す赤色になっていますね

  • 「SCALP」モードを使用した場合。50℃くらいの緑色になっています

このほか、従来モデルも搭載している「ハイドロイオン」機能は継続。イオナイザーと遠赤外線を放出するセラミックによって生まれる「ハイドロイオン」には、静電気の除電効果などが期待できるとして、メディア向けの説明会では「MOIST」モードの実演がありました。ハイドロイオンはどのモードでも放出されます。

  • プラスチックのコームで髪をとかしました。静電気を示す「+」の値が出ています

  • 髪に適した「MOIST」モードの風を当てていきます

  • ハイドロイオンの効果によって、静電気を取り除けていることを示す「-」の値が表示されました

ぐぐっと指圧を感じる使い心地の「リファビューテック ヘッドスパ」

続いて「リファビューテック ヘッドスパ」です。こちらも11月の発売予定で価格は33,000円。カラーはホワイトとブラックの2色です。

  • リファビューテック ヘッドスパの本体サイズは約幅110×奥行き93×高さ129mm(ニーディングブラシ取り付け時)、重さは約330g。使わないときはスタンドにセットします

手に持ってみると、ハンドル部分のくぼみに自然と指が収まります。しっかり握れて、自分の手を動かすような感覚で使えます。

  • 小ぶりで扱いやすいリファビューテック ヘッドスパ

シャンプー中にも使えるIPX7相当の防水仕様。モードは1分間に200回転の「HIGH」モードと、1分間に185回転の「LOW」モードの2つです。筆者はあまりヘッドマッサージをしたことがないためか、「LOW」モードのほうが心地よく感じました。

アタッチメントも選べます。より重点的にケアしたいときに便利な「ニーディングボール」と、中心に引きつける揉みほぐしのような感覚を味わえる「ニーディングブラシ」という2種類です。それぞれ4つずつ付属します。

アタッチメントをセットして使ってみると、ぐぐっとしたつかみ心地がとても気持ちいい! どちらかというと、ニーディングボールは指圧のような感覚、ニーディングブラシは美容室や理髪店で指の腹で揉みほぐしてもらっているような感じです。

  • ニーディングボールの「つかみ感」はニーディングブラシの約1.8倍

  • モーディングブラシ

同社の担当者が自宅で使うときは、「ニーディングブラシで全体をマッサージしたあと、気になるところをニーディングボールで集中的にケア」とのこと。こんな風に組み合わせて使うのはよさそうですね。

開発時には、ヘッドスパのプロの手技「母指回転揉捏法」に注目しました。母指回転揉捏法は親指の腹を使って揉みほぐす方法です。これを実現するため、まず回転部分の土台に15度の傾斜をつけました。これにより横だけでなく上下にもみあげる立体的な動きが生まれ、頭皮に接触する範囲が広くなります。

さらに、4つの回転部分を上下で動きを変えました。上2つを反時計回り、下2つを時計回りにすることで連続的なつまみ上げを実現しています。

  • 土台にちょっと傾斜をつけています

  • 4つのローラーによって立体的な動きが可能になりました

  • 上下で逆回転することで「つまみ上げ」ができます

コンパクトなデザインは、ひとり暮らしの部屋でも収納しやすい

美しい髪を維持するには、自宅でのケアが大事とよく言われます。ラクに乾かせるドライヤーや髪が生えている土台ともいえる頭皮のマッサージを自宅で手軽にできたら、ケアのモチベーションが上がりますね。

今回の新製品はどちらもコンパクトなサイズ感が魅力。ちょっと狭いひとり暮らしの部屋などでも収納しやすいのではないでしょうか。個人的にはリファビューテック ヘッドスパがとても気持ちよかったので、クリスマスプレゼントにリクエストしてみようかと思っています。