日本には「かなしい坂」という坂があるという。そして、その坂をGoogleマップで確認してみると、「悲しい奇跡」が起きているとネットで注目を集めている。一体どういうことだろうか。

  • 東京都府中市の「かなしい坂」、Googleマップで「悲しい奇跡」が起こっていた

    どうした! 少年!!

「かなしい坂」は、東京都府中市清水が丘にある坂だ。Googleマップで確認してみると、2人の少年の姿を確認できる。一人は自転車に乗っているのだが、後ろのもう一人の少年は、つまずいて転んだのか、倒れている姿が写っている。これはまさに「かなしい坂」で起こった「悲しい奇跡」と言うべきか。またの他の角度からも少年たちを確認することができる。転んだ少年が立ち上がろうとしているものや、自転車に乗った少年が、転んだ少年を心配してか、歩み寄っているような様子が写っている。

  • 他の角度から。少年が立ち上がろうとしている様子。立ち上がれ! 少年!!

  • 転んだ少年を心配したのか、自転車の少年が歩み寄っている

ちなみに、「かなしい坂」の名前の由来は、府中観光協会によると、江戸時代の玉川上水の工事にまで遡るのだそう。当初、玉川上水は、府中の八幡下まで掘り起こし、現在の京王線多磨霊園駅付近掘削し導水する予定であった。しかし工事がこの坂まで達すると水が地中に浸透してしまい工事は失敗。この工事の責任を問われて処刑された役人たちが「かなしい」と嘆いたことが由来なんだとか。

ネット上では「これはかなしい」「このタイミングで転んだ少年に何か賞を贈ってほしい」「Googleカー見つけて追いかけたのかな」などの声が寄せられた。