女優の橋本環奈が主演を務める、映画『カラダ探し』(10月14日公開)の撮影現場メイキング画が23日に公開された。
同作はウェルザードによる人気携帯小説の実写化作。主人公・森崎明日香(橋本)はある日幼い少女から「私のカラダ、サガシテ」と不気味な言葉を言われ、幼なじみの高広(眞栄田郷敦)、そしてクラスメイト4人と共に“赤い人”に殺される7月5日を迎え続ける。明日を迎える唯一の方法は、校内に隠されたとある少女のバラバラにされた“カラダ”をすべて見つけ出すことだった。
まず本作の企画について羽住英一郎監督は「この企画を頂いた際に、アメリカン・ホラーのような、若い観客が大勢で劇場に来て楽しめるようにしたいという話に惹かれました。僕はこの映画を”ホラー映画”というよりは”アトラクションムービー”と捉えています。アミューズメントパークにはいろいろなアトラクションがありますが、並んで待つことも含めてエンターテイメントだと思うんです。ちょっと怖いアトラクションのようにホラー苦手なんだよねって言う友達を誘って、結果面白かったねって一緒に帰るみたいな体験を劇場でしてもらいたいなと。また、どのくらい怖かったかという話にスポットがいきがちなホラー映画ではなく、もう少し間口が広い映画にしたいという思いがあったので、6人が演じる青春パートが重要で、キャラクターを膨らませることに注力しました」とコメント。
さらに撮影現場の様子については「本当によく6人で一緒にいました。撮影の待ち時間や本人の撮影の日ではない時でも、いつも現場に来ていて、6人で一緒に居るのが当たり前みたいに仲良くしていましたね」と振り返る。各キャストについても「橋本環奈は、凄いタフでプロフェッショナルだなと感じました。アクションシーンが沢山あるので、かなりタイトなスケジュールで撮ったんですが、本番での集中力も素晴らしいし、校舎の3階からワイヤーを吊って落っこちてしまうシーンも肝が据わっていて果敢に挑んでくれました。眞栄田郷敦は、とてもフォトジェニックだし、本人も全力で高広役を体当たりで作り込んでいくので一緒に映画を作っていて楽しかったです。この作品は6人の仲間感がとても大切なんですが、その雰囲気を山本舞香が中心になって作り上げてくれました。神尾楓珠は、映画の中では6人の輪として外れている感じだったりしますが、本人はひょうきんな部分がありみんなをよく笑わせていました。醍醐虎汰朗は、『太陽は動かない』のオーディションで出会った時から面白い奴だなと思っていたので、今回のような群像劇には是非いて欲しいと思いました。横田真悠は、今回初めてお仕事したんですが、色んな表情があって良いですね。アメリカン・ホラーのヒロインみたいな感じです」と語り、本編さながらのチーム感で撮影に臨んでいたことが伺える。
(C)2022「カラダ探し」製作委員会