全国不動産売却安心取引協会が運営する「おうち売却の達人」は9月20日、「不動産(土地建物)の売却」に関する調査結果を発表した。同調査は8月30日~31日、全国の持ち家に居住中の25歳以上70歳未満の男女3,984人を対象にインターネットで実施した。
所有している不動産(土地建物)を売却したことはあるか尋ねたところ、「ない」(78.1%)が最も多かった。12.1%が「売却経験あり」、5.8%が「売却行動・意思あり」、3.9%が「売却検討中」で、合わせると21.8%が売却の経験や意思、検討をしていることがわかった。
「売却経験あり」「売却行動・意思あり」「売却検討中」と回答した人に、不動産(土地建物)売却で重視することを聞くと、「価格」(経験あり:83.9%、行動・意思あり:39.1%、検討中:73.5%)が最も多かった。以下、「信頼できる担当者」(経験あり:32.3%、行動・意思あり:34.8%、検討中:40.6%)、「売却の確実性」(経験あり:32.3%、行動・意思あり:30.0%、検討中:29.7%)と続いている。
不動産(土地建物)売却で不安なことを尋ねると、経験ありと検討中では「査定額が適正か」(経験あり:59.8%、行動・意思あり:29.2%、検討中:60.0%)が最も多く、「希望額で売却できるか」(経験あり:52.4%、行動・意思あり:31.8%、検討中:46.5%)と続いた。
一方、行動・意思ありで最も多い回答は、「買主が見つかるか」(経験あり:47.0%、行動・意思あり:35.2%、検討中:29.0%)だった。
「売却経験あり」と回答した人に、「不動産会社選びの決め手」を尋ねたところ、最も多い回答は「納得のいく査定価格」(31.9%)となった。「会社の知名度(大手企業)」(26.7%)、「担当者が誠実」(19.3%)、「会社が信頼できる」(15.7%)、「担当者の対応が良い」(15.1%)という順になっている。