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【この記事のエキスパート】
司書教諭資格:タクミ
司書教諭と学芸員の資格を保有しているライター。どのようなジャンルの本も幅広く読む。趣味は美術館巡りと図書館通い。コーヒーを飲みながら、一人でゆっくり読書するのが好き。いつか海外の美術館に行ってみたい。
京極夏彦は、オカルト要素やミステリー要素のある作品で人気を集めている小説家です。映画化・漫画化された作品も多数あります。この記事では、京極夏彦作品の選び方、おすすめ商品を紹介。初心者でも読みやすいものや最高傑作と言われる面白い作品、短編小説などをピックアップしています。
オカルト系作品が人気!
作家「京極夏彦」とは?
京極夏彦は1963年に北海道小樽市で生まれ、1994年に「姑獲鳥の夏」で小説家デビューを果たしました。
1996年には「魍魎の匣」で日本推理作家協会賞を受賞しているほか、これまで山本周五郎賞や直木賞など、数々の受賞歴があるのが特徴です。
また、日々多くの書籍や映像メディアに囲まれながら妖怪や時代劇などを推進しており、世界妖怪協会・お化け友の会の代表代行を務めるなど、ユニークな肩書も持っています。
京極夏彦作品の魅力
京極夏彦の作品はオカルト系のイメージが強いですが、実際は学問や歴史などさまざまなテーマがあるのが特徴。
またなんとなく書かれているように感じる文章でも、ほとんどが物語内で伏線回収されているなど、複雑な構成になっている作品も多いです。
SF小説や時代小説のほか、思わず笑ってしまうコメディ小説まで、多彩な小説が楽しめるでしょう。
京極夏彦作品の選び方
まずは京極夏彦作品の選び方をチェックしていきましょう。ポイントは下記。
【1】シリーズで選ぶ
【2】メディア化された作品から選ぶ
【3】長さから選ぶ
上記のポイントをおさえることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】シリーズで選ぶ
京極夏彦の作品にはいくつかのシリーズがあるため、シリーズごとに読んでも楽しめます。
「百鬼夜行」シリーズ
百鬼夜行は、京極夏彦の長編作品シリーズです。デビュー作である「姑獲鳥の夏」が、その第一作目。
京極堂とも呼ばれている主人公の中禅寺秋彦は、古本屋を営んでいますが同時に宮司や陰陽師でもあり、また憑きもの落としを請け負う拝み屋もしています。
ストーリーは、憑きもの落としと並行しながら事件を解決していくミステリーもの。
代表的な人気シリーズ作品なので、これからはじめて京極夏彦作品を読む人にもふさわしいでしょう。
「江戸怪談」シリーズ
江戸怪談は江戸を舞台にした小説シリーズで、天保の間に起こった事件のストーリーが展開していきます。
怪談の古典を京極夏彦独自の視点で組みなおしており、古典にある本来の物語とは内容が大きく異なっているのが特徴です。
おどろおどろしいオカルト要素やミステリー要素が含まれているほか、恋愛ストーリーの側面も盛り込まれていて読みごたえがあるでしょう。
「厭」シリーズ
厭シリーズは、日々のなかで起こる厭なことをテーマにした連作小説です。
こちらのシリーズには、定番のミステリー要素やオカルト要素がほとんどないのが特徴。
登場人物が妙で厭なできごとに遭遇するストーリーで、気味の悪さを感じるような作品に仕上がっています。
オカルト系以外で、京極夏彦の不思議な世界観を味わってみたいときにはぴったりでしょう。
【2】メディア化された作品から選ぶ
京極夏彦の作品はメディア展開されているものも多いです。そのため、メディア化されている作品と原作を一緒に楽しむのもいいでしょう。
映画化されている京極夏彦作品
京極夏彦の小説作品には、映画化されているものがいくつかあります。
たとえばデビュー作の「姑獲鳥の夏」は、豪華なキャスティングで原作に描かれている世界観がしっかり表現されているのが魅力です。
1作品あたり約2時間なので、先に映画を観て京極夏彦作品の雰囲気などを感じてから小説を読んでみると、長編小説に慣れていない人でもスムーズに読み進めやすいでしょう。
漫画化されている京極夏彦作品
京極夏彦の作品には、個性的なキャラクターがたびたび登場しています。
そのため、ユニークな登場人物たちをいかして漫画化された作品も、豊富にそろっているのが特徴です。
京極夏彦の作品に出てくるキャラクターたちが好きな人であれば、小説と漫画を一緒に読むことでさらに彼らそれぞれの個性が楽しめるでしょう。
テレビドラマ化されている京極夏彦作品
京極夏彦作品では、「巷説百物語」や「厭」シリーズを原作としたテレビドラマも制作されています。
もしドラマを観たことがあるのなら、その原作小説から読んでみると大体のイメージをつかんだ状態で読み進められてスムーズでしょう。
また、ドラマはシリーズ作品を原作にしたものが多いため、シリーズものを楽しみたいときにもぴったりです。
【3】長さから選ぶ
短編か長編かで選ぶのもひとつの方法です。
京極夏彦の短編作品
ふだんあまり本を読まない人や、長編小説を読んだことがない人には、京極夏彦の短編作品から読みはじめてみるのがおすすめです。
短編ものであれば、京極夏彦の世界観や作風がどんなものかを手軽に知れるのがメリットです。
それからもっとほかの作品を読みたくなったら、長編ものへと移っていくと幅広い作品を楽しんでいけるでしょう。
京極夏彦の長編作品
読書が好きで慣れている場合や、これまでに京極夏彦の作品を読んだことがあるなら、長編作品を楽しんでみましょう。
長編ものはページ数が多いぶん、さらに京極夏彦の世界に没入できるのが大きなメリットです。
とくに人気の長編シリーズものを選べば、作品の世界観により一層どっぷりと浸れてハマっていくでしょう。
選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)