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【この記事のエキスパート】
司書教諭資格:タクミ

司書教諭資格:タクミ

司書教諭と学芸員の資格を保有しているライター。どのようなジャンルの本も幅広く読む。趣味は美術館巡りと図書館通い。コーヒーを飲みながら、一人でゆっくり読書するのが好き。いつか海外の美術館に行ってみたい。


近年はアニメ「文豪ストレイドッグス」で江戸川乱歩を知り、関心を持った方もいるのではないでしょうか。この記事では、司書教諭のyokoさんへのアドバイスをもとに、江戸川乱歩作品の魅力とおすすめ小説をご紹介。『少年探偵シリーズ』ほか、中学生や高校生でも読みやすい作品もそろえました。

推理・ミステリー作家 江戸川乱歩とは

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江戸川乱歩は1894年に三重県名張市に誕生。早稲田大学政経学部を卒業後、貿易会社や新聞記者などを経て1923年に日本ではじめての探偵小説『二銭銅貨』でデビューしました。その後は『D坂の事件簿』といった本格探偵小説と『人間椅子』などの怪奇小説を並行して発表していきます。

1974年創立の探偵作家クラブ(日本推理作家協会)では初代会長に就任。「江戸川乱歩賞」の設立など新人育成に力を注ぎながら文筆家として活動し、1965年に70歳で生涯を終えました。

江戸川乱歩の作品の魅力

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江戸川乱歩は推理・探偵小説や怪奇幻想小説に定評があります。デビュー当時、日本に入ってきたフロイト主義などの精神分析学の影響を受けており、人間の抱える不安や恐怖、狂気など心理描写が特徴です。作品によっては「エログロ」や「変態」といったレビューもありますが、過激な表現をリライトした中学生や高校生向けの作品もあります。

『少年探偵団』などの明智小五郎シリーズは、江戸川乱歩をはじめて読む方にもおすすめです。現代も映画化や舞台、ドラマ、漫画など作品化されています。

選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)