七海ひろき、井上想良、瀬戸かずや、小西詠斗、如月蓮、増子敦貴が某日、カンテレ東京支社で行われた、ドラマ『合コンに行ったら女がいなかった話』(10月20日スタート カンテレ毎週木曜24:25~、TOKYO MX毎週木曜25:00~、見逃し配信あり、全10話)の囲み取材に登場した。
累計部数50万部(電子含む)を突破した蒼川なな氏の同名漫画を映像化する同作。女の子と縁のない男子大学生3人組が合コンに出かけた先に待っていたのは、超絶イケメンの“男装女子”だったという、見た目には“男6人、女0人”の合コンから始まる新感覚ラブコメディを描く。
男装イケメン女子キャストには元宝塚歌劇団男役スターが集結し、予想外の合コン相手に翻弄される男子大学生キャストには、Z世代から人気を誇る若手俳優が名を連ねる。主人公となる王子様系男装イケメン女子・蘇芳(すおう)を演じる七海は、本作がドラマ初主演。蘇芳が合コンに誘った相手・常盤を演じるのは、恋愛リアリティーショー『恋とオオカミには騙されない』で注目を集めた井上、男装BARのオーナーでクール系男装イケメン女子・藤は宝塚歌劇団花組で男役スターとして活躍し、今回がドラマ初出演の瀬戸、藤から撮影モデルを頼まれる大学生・浅葱には小西、俺様系男装イケメン女子・琥珀に如月蓮、琥珀との関係性に悩む大学生・萩には増子を迎える。
■互いの第一印象は「イケメン」「オーラがすごい」
――女性キャストの皆さんは男性キャストの、男性キャストの皆さんは女性キャストの皆さんの第一印象を教えてください。
七海:最初に収録したのはカラオケでの合コンシーンだったんですけど、私たち女性キャストは初めてのテレビドラマ収録だったのでとにかく何も分からない状態で。でも男性キャストの皆さんが「こういうふうに撮影するんだよ」というのを素敵な芝居で見せてくれたので安心してついていけました。「なんてしっかりした方たちなんだろう!」と思いましたね。
瀬戸:「スタート」と言われた瞬間に120%の力を出すようなテレビドラマのお芝居が初めてだったので最初は戸惑っていたのですが、男性キャストの皆さんがその場にキャラクターとしてドーンと存在してくれていたので心強かったです。最初から今も変わらず「すごく美しいイケメン」という印象も変わりません。
如月:私はファン時代からずっと宝塚歌劇団で美しい男役を見てきて「こんなに素敵な世界は他にない」と思っていたのですが、男性キャストの皆さんに初めてお会いして「世の中には美しい男性がいるんだ!」と驚きました。俳優さんのオーラを感じました。
増子:宝塚歌劇団の男役をやってらっしゃった皆さんと共演すると聞いて改めて動画を拝見したのですが、男役を演じているときは、男性としての魅力にあふれていてすごくかっこいいなと思ったんです。でも今作では女性としての魅力がにじみ出ていて、女性が男性を演じていたことのスキルの高さを思い知りました。男性役ができるからこその強みを持ってらっしゃって、なんというか……“双剣”みたいだと思いました。
一同:(笑)。
小西:現場に女性キャストの皆さんが現れたときのオーラがすごくて、思わず「宝塚歌劇団のスターの皆さんや~!」って(笑)。かっこよくて美しくて、すごくクールビューティーなんです。皆さんを見つめながら「身長が高くて、スタイルが良くて羨ましいなぁ」と思っていました。
井上:僕も初めてお会いしたときには「うわー、かっこいい……」と、自分の想像のはるか上をいくオーラに驚きました。七海さんと一緒のシーンが多いのですが、1つひとつの仕草がかっこいいんです。距離が近いシーンで体がトンと当たってしまったときにも「ごめんね、大丈夫?」と声をかけてくれたりして、その発言も狙ってなくてさりげない。カメラが回っていないところでもずっとかっこいいので、皆さんにも見てほしいくらいです!
■キャストのLINEグループでエール送る
――演じていて楽しかったことを教えてください。
七海:動物園のシーンでは皆の仲が深まったんじゃないかなと思います。動物に癒やされたことも、常盤くんのかっこいいシーンが見られたことも楽しかったです。
瀬戸:キュルキュルしている浅葱くんを無表情で撮影するシーンは、「大丈夫かな?」と不安だったのですが、回を重ねるごとに楽しんでいる自分がいて。浅葱くんのあんな姿やこんな姿を至近距離で撮影できて楽しかったです(笑)。
如月:演じているときは必死だったのですが、最近ようやく楽しめる部分が出てきました。萩くんと食事をするシーンで、萩くんのふとした優しさに「こういうところに琥珀ちゃんは惹かれてるのかな」という気持ちになり、大事な場面で琥珀ちゃんの心情が自然と理解できたことがうれしかったです。
増子:萩はずっと喋ってるんですよ。楽しいときも落ち込んでいるときもずっと喋っていて、喋ってないときはどうしているかというと、心の中で喋ってるんです……。台詞を覚えるのは大変でしたが、コメディ要素を期待されていると感じたので、お芝居の中に遊びを入れたりして楽しみながら演じました。琥珀ちゃんとどうやって距離を縮めていこうか、男子3人でいるときとどう違いを出そうかと考えるのも楽しかったですね。
小西:瀬戸さんがおっしゃっていた通り、僕は拘束されたり地面にドーンとされたりするシーンがあって、これまでしたことないような体験ができて面白かったですね。僕たちキャストのLINEグループがありまして、毎日先輩の皆さんが「撮影おつかれさま! 明日も頑張ろうね!」とか、別仕事があるときは「詠斗くん明日のこのお仕事がんばってね!」とか応援してくれて、こんな現場なかなかないと思うので一緒に作品を作れてすごくうれしいです。
――LINEグループは頻繁に動いていたんですか。
小西:毎晩のようにエールを送っていただいていて「明日も頑張ろう」というパワーになっていました。
瀬戸:主に七海さんが送ってくれるんですよね。
七海:撮影が長かった日に、少しでも元気になってもらえたらと思って声をかけていました。
井上:僕の役は個性豊かなキャラクターたちのお芝居を“受ける”という役割で、自分から発信するのも楽しいですが、人のお芝居を受け取って演じていくのも、先が予想できなくて楽しかったです。僕はコメディ要素がここまで多い作品の経験がないので、増子くんの目を見ると笑っちゃうんです(笑)。男3人のシーンは笑いをこらえるのが大変で。ニヤっとしてしまってないか、出来上がりを見るのが不安なくらいです。