NTT タウンページは9月20日、「カレー店都道府県別登録件数ランキング」を発表した。同調査は2020年・2021年・2022年の各4月時点で、タウンページデータベースの業種分類「カレーハウス」に登録されている件数を集計し、ランキング化した。
2013年から2022年までの全国のカレー店の登録件数の推移データを見ると、2013年から2017年まではそれほど大きな変動は見られなかった。2018年からは登録店舗数の減少が顕著になり、2022年には2,598店舗にまで減少、2014年に3,015店舗あったピーク時に比べ、約400店舗減少した。
2020年から2022年にかけての都道府県別のカレー店の登録件数の推移と、10万人あたりのカレー店について調査した。2020年から2022年の人口10万人あたりのカレー店登録件数トップは「石川県」となっている。石川県は、「金沢カレー」と称されるカレーで知られている。濃いめのルー、ルーの上に乗っているカツ、カツにソースがかかっていることが特徴だが、店によって多少違いがあるという。
2位は「北海道」だった。北海道は北のカレー王国と言われるほどカレーが名物で、特に札幌発祥のスープカレーはジンギスカンやラーメンと並ぶ名物フードとして知られている。スープカレーのほか、クリームソースをベースにして作るホワイトカレーも北海道のご当地グルメのひとつとなっている。
2022年は、それまで3位の「富山県」に替わり、「大阪府」がランクインした。大阪府は創業100年を超える名物カレー店など老舗カレー店も多いが、近年静かな盛り上がりを見せているのがスパイスカレーだという。ご飯と合わせる、出汁を使うといった点が特徴で、スパイシーなのにあっさりとした味が人気であるとのこと。