セイコーウオッチの「アルバ」ブランドから、スタジオジブリ作品「紅の豚」公開30周年を記念した数量限定ウオッチ2機種が登場した。25年前に宮崎駿監督が「こんな時計が欲しい」と描いたスケッチに着想を得て、細部の意匠まで再現した特別なモデルとなる。希望小売価格は15,400円。10月7日に発売する。
スタジオジブリの代表作の1つ、「紅の豚」は1992年に公開されたアニメーション映画。1920年代のイタリア・アドリア海を舞台に、自らに魔法をかけて豚に姿を変え、暴れまわる空賊を相手に賞金稼ぎをするポルコ・ロッソを描いた作品だ。
今回の記念モデルは、宮崎駿監督が描いた25年前のスケッチをもとに生まれた腕時計。
アドリア海の白昼の空を文字板(ダイヤル)に描き、ポルコの乗機「サボイアS-21」のレッドをストラップカラーに採用したモデルと、夕暮れの空を文字板に描き、ポルコが愛用するトレンチコートのベージュをストラップカラーに採用したモデルの2つを用意する。
ストラップは牛皮革(カーフ)素材。ストラップがレッドの「ACCK726」は限定900本、ベージュの「ACCK727」は限定500本で販売予定だ。
裏蓋にはポルコがたたずむ姿とシリアルナンバー、ストラップの裏面には映画の名セリフ「飛ばねえ豚はただの豚だ」がイタリア語で記されている。
製品のボックスにはサボイアS-21が描かれ、宮崎駿監督からのメッセージ「時間にしばられずに生きましょう」と、「手書きのスケッチ」が印刷された付属カードが同梱される。
ケースはステンレス製で、サイズは外径が36.5mm、厚さが8.5mm。日常生活用強化防水(10気圧防水)をサポートする。ムーブメントはクオーツムーブメント「キャリバーVJ21」。精度は平均月差±20秒。電池寿命は約3年。重さは41g。