「HUNTER×HUNTER」などの作品で有名な冨樫義博先生の展覧会「冨樫義博展 -PUZZLE-」で販売される、とある公式グッズが明らかに「グラデーション便箋」だと、話題になっている。古のオタクに刺さりそうなグッズだ。
グラデーション便箋は、1990年代に流行した同人グッズの1つ。グラデーションのように色が変化している便箋のことだ。当時、10枚100円程度で同人誌即売会などで販売していたり、同人誌を購入した人へのおまけとして配っていたりしていた。「レインボー便箋」や「グラデ便箋」などとも呼ばれる。便箋としての役割は二の次という風に、罫線よりも推しのイラストの方が大きかったりする。
「冨樫義博展 -PUZZLE-」は、「HUNTER×HUNTER」や「レベルE」、「幽☆遊☆白書」などの有名作品を生み出した冨樫義博先生の画業35周年を記念した展覧会。港区の六本木ヒルズ森タワー内にある森アーツセンターギャラリーで来月10月28日から、来年1月9日まで開催予定だ。本展では、富樫先生直筆の漫画原稿や、カラーイラストなど、総数350点以上の貴重な原画や制作資料を展示する。
そんな本展で今回の話題となったのが、公式グッズである「『幽☆遊☆白書』メモブック(税込990円)」。幽助・桑原・飛影・蔵馬のそれぞれが描かれたものと、4人が集合したイラストを使用した5種類各20枚セットのメモブックという仕様だ。デザインにグラデーションのカラーを使用しており、その見た目はまさに「グラデーション便箋」。「幽☆遊☆白書」が連載されていたのは1990年から1994年までなので、もしかすると当時モノの「幽☆遊☆白書」の「グラデ便箋」を持っていた方もいたかもしれない。
ちなみに本展の公式グッズには、怒りと悲しみでゴンの伸びた髪の毛が垂直に立っている"あのシーン"が定規となったユニークな商品「『HUNTER×HUNTER』ゴンのありったけの定規(税込2,200円)」なども発売される。
ネット上では「古の同人グッズみたいな公式グッズwww」「手紙が届いたら封を切らずにそっとしまっておいたのが発掘されてしまったのか……?」「この企画って絶対昔のオタが絡んでるよな」などの声が寄せられた。