パステルコミュニケーションは9月16日、「登園・登校しぶり」に関する調査結果を発表した。調査は8月25日~9月2日、パステル総研読者/メルマガ読者、発達科学コミュニケーショントレーナー・リサーチャー計144名を対象にインターネットで行われた。

  • 登園・登校しぶりの現状

    登園・登校しぶりの現状

調査によると、現在、お子さんが「登園・登校しぶりしている」「登園・登校しぶりする日もあればしない日もある」という人は59%。いつ頃から登園・登校しぶりの様子が見られるようになったのかを聞いたところ、「夏休み明けから」が10%、「昨年からずっと」「夏休み以前から」が約90%を占め、登園・登校しぶりが一過性の問題ではないことがわかった。

  • 登園・登校しぶりに関するママの困りごとTOP5

    登園・登校しぶりに関するママの困りごとTOP5

次に、子どもが登園・登校しぶりになることで、親は、どんな不安や悩みを抱えているのかを聞いたところ、「このまま不登園・不登校になるのでは?という先が見えないことへの不安や心配」(32%)が最多に。次いで、「親が仕事があるため、登園・登校しぶりの子どもに対して余裕を持った対応が難しいこと」(24%)、「子どものメンタルが不安定になっていること」「休ませるべきか、登園・登校させるべきかの判断」(ともに17%)と続いた。

子どもの学年別にみると、年長・年中さん〜小学1・2年生では、「親が仕事があるため、登園・登校しぶりの子どもに対して余裕を持った対応が難しいこと」が4割を占める結果に。小学3年生〜6年生では「このまま不登園・不登校になるのでは?という先が見えないことへの不安や心配」が最多に。また、中学生になると「子どものメンタルが不安定になっていること」が45%を占めた。

  • 登園・登校しぶりへの対策について

    登園・登校しぶりへの対策について

次に、「現在、登園・登校しぶりをしているお子さんの状況に対して、夏休み中に何か対策をしていましたか?」と質問したところ、半数以上の53%が「対策をしていない」ことが判明。対策をしなかった理由を聞くと、「対策方法が分からない」が53%を占めたほか、「時間や余裕がなかった」「想定していなかった」(ともに11%)、「対策したことはあったが効果がなかった」(9%)といった理由があがった。