2022年9月18日、「東京ゲームショウ2022」(TGS2022)において、「日本ゲーム大賞2022 U18部門」の結果が発表された。
日本ゲーム大賞U18部門は、次世代を担うゲームクリエイターの発掘を目的とした18歳以下を対象とするゲーム制作コンテスト。決勝大会では、全国からエントリーされた作品のうち、一次審査、予選大会を経て残った6作品に対して、ブラッシュアップ期間を経たあとの試遊審査と、制作者による最終プレゼンテーション審査を実施し、各賞を決定した。
その結果、金賞は『大倉庫カンパニー』(制作者:北村 健/同志社高等学校)、銀賞は『<CHRONO CODER>』(制作者:中田 悠介/東京都立小松川高等学校)、銅賞は『ぬめる』(制作者:下平 陽士/東京都立狛江高等学校)が受賞。また、2022年から新設されたコラボレーションプラットフォーム賞は、「Nintendo Switch ナビつき︕ つくってわかる はじめてゲームプログラミング」で制作された『インパルスポール』(制作者:八巻 実龍/仙台市立西多賀中学校)が受賞した。
金賞の『大倉庫カンパニー』は、「大倉庫カンパニー」の社員となり、アルバイトを指導しながら倉庫整理をするゲーム。社員の動きを「完璧に」まねするアルバイトの性質をうまく利用して、さまざまなパズル・ステージを攻略していく。
銀賞の『<CHRONO CODER>』は、ハイスピードで展開される見下ろし型シューティングアクション。バレットタイムを駆使しながら敵を倒し、ステージクリアを目指す。
銅賞の『ぬめる』は、謎の軟体生物「ぬめる」が、身体の柔らかさを活かし、細い通路を通ってたゴールを目指すゲーム。主人公「ぬめる」の柔らかさや、ヌルヌルとした動きの敵、水音で統一されたSE、まるで下水道の中のような世界観など、ユニークさが光る作品だ。
コラボレーションプラットフォーム賞の『インパルスポール』は、色が変わるボールをカメラが向いている方向に飛ばして、ゴールを目指すゲーム。コントールできそうでできない絶妙な操作感がある。