樽見鉄道は、ダイヤ改正を10月1日に実施すると発表した。利用状況に合わせ、各区間で1日あたり1~2本運転本数を減らすとしている。

  • 樽見鉄道が10月1日にダイヤ改正を実施

同社は2019年4月にダイヤ改正を行った際、夕方以降の便において、大垣~神海間で上下各6本の増便を実施し、現在まで運転本数を維持してきた。しかし、沿線の人口減少と少子化、新型コロナウイルス感染症の影響などで経営環境が大きく変化していることから、利用状況を踏まえた運転本数や運行区間の見直しを実施することとなった。

あわせて沿線の大型ショッピングセンター「モレラ岐阜」(最寄り駅はモレラ岐阜駅)の従業員へ、ダイヤ改正についてのアンケート調査を実施。これをもとに、可能な範囲で調整したという。運転本数や運行区間を見直すにあたり、列車の間隔が空きすぎないように調整も行った。

10月1日のダイヤ改正後、大垣~本巣間において平日の運転本数を現行の上下各21本から上下各20本に減便し、土休日も現行の上下各22本から上下各21本に減らす。本巣~神海間では、上り列車を現行の15本から13本に減便する一方、下り列車は現行の14本を維持する。神海~樽見間では、上り列車を現行の13本から12本、下り列車を現行の12本から11本にそれぞれ減便する。