「東京ゲームショウ2022」(TGS2022)の「日本ゲーム大賞 2022(Japan Game Awards 2022)」において、「日本ゲーム大賞 2022 アマチュア部門」の大賞が決まった。
「日本ゲーム大賞 アマチュア部門」は、法人、団体、個人、学生、一般を問わずアマチュアの人が制作したオリジナルの作品を対象に募集。審査は、業界誌編集者、クリエイターによるプレイ映像の視聴審査(一次審査)、試遊による二次審査、そして発表授賞式のプレゼンターおよび各賞の講評を務める業界誌編集長とトップクリエイターによる試遊審査(最終審査)により、各受賞作品を決定する。
今年のテーマは「感触」。応募総数455作品から一次審査で99作品、二次審査で15作品、そして最終審査を経て10作品が受賞した。
そのうち、大賞に選ばれたのは「サンバルがんばる」(HAL 大阪)の『はがれがしー』。トロフィーと、副賞50万円が授与される。
『はがれがしー』は、マジョのいたずらで変わってしまった世界を元に戻すべく、主人公「ペリン」を操作して、ゴールを目指すアクションパズルゲーム。シールを剥がす「感触」に着目した作品で、プレイヤーは、ステージ上の大小様々なシールを剥がしてゴールを目指す。
シールの剥がし方と使い方が、ゲーム攻略の重要なポイント。ゆっくりと剥がしたり、ちょっとだけ剥がして上に乗ったり、剥がす順番を入れ替え、重なり方を変えて新たな足場を作ったり、シールの形を自在に変えながら、ステージを進んでいく。
ペリペリとシールを剥がす楽しさと、その「感触」の気持ちよさが、ふんだんに詰めこまれた、完成度の高い作品だ。
そのほか、優秀賞には『はがれがしー』のほか、『ギアガチャン』『ZiParate』『スーパーコブシデナグルチャン』『Follow You』が選ばれ、佳作には『Alice in WindowLand』『Thunder Roar』『DragKncokFight』『HOW TO DIE.』『Procyon』が選ばれた。