カシオ計算機は10月14日に、「Elegance, Technology」をコンセプトに掲げるメタルウオッチ「OCEANUS(オシアナス)」の新製品として、プレミアムライン「OCEANUS Manta(マンタ)」から「OCW-S5000MB」を発売する。1,200本限定となり、価格は275,000円。
新作のOCW-S5000MBは、サファイアガラスベゼルに日本の伝統工芸「蒔絵(まきえ)」を描いたモデル。京蒔絵師の下出祐太郎氏が制作・監修を担当している。
ベゼルの12時から6時の方向へと縦のライン上にプラチナ粉をまき、滝の水が勢いよく流れ落ちて水しぶきが舞い上がる情景を表現。プラチナ粉をグラデーションのようにまく「蒔きぼかし」、あえてプラチナ粉が付かない部分をつくる「抜き描」という2つの技法を組み合わせている。この紋様は、下出氏が「蒔きぼかし抜描瀧文(まきぼかし ぬきがきたきもん)」と名付けた。
あわせて、ベゼルを斜め45度に傾けつつ、ブルーからブラックへのグラデーション蒸着を加工。ベゼルの蒔絵に躍動感を持たせている。文字板の右側には、鏡面仕上げの白蝶貝を縦線状に配置し、滝つぼへと輝きながら流れ落ちる水を表現した。
時計本体はソーラー充電で駆動するタフソーラー仕様となり、Bluetoothでスマホと連携。スマホ用の「CASIO WATCHES」アプリは、地図上で約300都市を選んで簡単に設定できるワールドタイム、時計の時刻合わせといった機能を備える。