JR九州の新D&S列車「ふたつ星 4047」が16日、小倉総合車両センター(福岡県北九州市)を出場し、鹿児島本線など走行した。9月23日の運行開始に先立ち、この日は博多駅、佐賀駅、武雄温泉駅のホームで「ふたつ星 4047」の展示会が行われた。

  • JR九州の新D&S列車「ふたつ星 4047」が鹿児島本線を走行

「ふたつ星 4047(よんまるよんなな)」は、今年3月に運行終了した「はやとの風」の車両2両と、「いさぶろう・しんぺい」の予備車両だった1両を使用し、3両編成の新D&S列車として外観・内装を大幅リニューアル。1号車(キハ47-4047)・3号車(キハ147-4047)は普通車指定席、2号車(キシ140-4047)は共用スペースとビュッフェを備えた「ラウンジ 40(よんまる)」となった。9月15日に小倉総合車両センターで報道機関向け完成披露会が行われた。

9月16日の午前中に小倉総合車両センターを出場した「ふたつ星 4047」は、展示会が行われる博多駅へ向けて鹿児島本線を走った。前日の報道機関向け完成披露会は屋内で行われたが、この日は晴天の下での走行となり、白(パールメタリック)を基調とした車体がひときわ目立っていたように感じられる。博多駅での展示会は7番のりばにて、11時15分頃から約1時間行われ、駅利用者や鉄道ファンらが多数集まった様子。博多駅での展示会を終えると、次の展示会が行われる佐賀駅に向けて、「ふたつ星 4047」は鹿児島本線を下って行った。

  • 小倉総合車両センターを出場した「ふたつ星 4047」が博多駅へ

  • 白(パールメタリック)を基調とした車体がよく目立っていた

「ふたつ星 4047」は西九州新幹線の開業に合わせ、9月23日にデビュー。午前便は長崎本線経由の武雄温泉発長崎行、午後便は大村線経由の長崎発武雄温泉行として、金・土・日・月曜日および祝日を中心に運行を予定している。運行初日の9月23日、武雄温泉駅と長崎駅で出発式を開催。あわせて午前便の江北(現・肥前山口)駅、肥前浜駅、多良駅、小長井駅、午後便の諫早駅、新大村駅、千綿駅で沿線自治体による歓迎イベント等を開催することも発表された。