お笑いコンビ・ずんの飯尾和樹、モデルの莉子がナビゲーターを務める読売テレビ・日本テレビ系スペシャルドラマ『5分後に意外な結末』(22日より4週連続毎週木曜24:29~)の第4週目のキャストが16日に発表された。
原作はシリーズ累計430万部を突破し、子どもたちやその親世代を中心に大ヒットを記録している短編小説集。劇中で飯尾は先生、莉子は女子生徒を演じる。ドラマは、ある学校で仕事中の結島先生(飯尾)の元に、女子生徒・りさ(莉子)がやってくることから始まる。没収されたスマホを取りに来たりさから結島先生が聞かされたのは「今は1時間ドラマを倍速で見ている子もいる」という事実。そんな彼女たちの間で「普通のスピードで5分で終わるドラマが存在する」と聞き、結島先生は、りさの導きで5分で終わるドラマを見てみることに。
10月13日の第4週は、古川雄輝・笠松将がW主演を務める『親友交歓』と、秋田汐梨主演の『失敗したキューピッド』の2作品を放送。『親友交歓』は 太宰治原作のショートドラマ。昭和21年、古川演じる作家の修治が東京から故郷に転居して数日たったある日、笠松演じる小学校の同級生の平田がやって来る。ズカズカと家の中に上がり込んでくる平田を目に、修治は「威張ることしか能がない」という言葉がよく似合う男だったことを思い出す。偉そうな平田は、「お前、東京に出ていたのが、自慢なんだろ?」と修治を詰め、修治の女房にお酌をさせようとする。
『失敗したキューピッド』は、秋田汐梨演じる恋愛小説にハマっている高校2年生の町田詩織の恋物語が繰り広げられる。クラスメートの春馬に想いを寄せる詩織は春馬もオムニバス作品が好きであることを知り、お気に入りの「恋愛短編集・ハルとアキ」に春馬への告白のメッセージを書いて春馬に貸す。しかし2週間経っても本も返事も返ってこない。
友情や恋、共感を呼ぶ主人公の思いはどんな結末につながるのか。キャストのコメントは以下の通り。
■古川雄輝(修治 役)
今回の役柄は心の声でのセリフがとても多く、演じる上で面白くなりそうだなと思いながら台本を読みました。心の声が多い分、相手のセリフをしっかり聞いてリアクションをとれるように意識して演じました。個人的には笠松さんと前々から一緒にお芝居をしてみたいという気持ちがあったので、初共演が叶い楽しんでお芝居できました。それが作品にも出ていると思いますので、視聴者の皆さんにも楽しんで頂ければと思います。
■笠松将(平田 役)
台本を読んだ時に最初は平田というキャラクターがかなり乱暴な人物という印象だったのですが、読み進めていくと実は惨めな人なのかなと思ったので、ちょっとずつ惨めさを入れながらお芝居をしました。ナビゲーターのずんの飯尾さんが物語をどう繋いでくださるのか、といった点もとても楽しみです。
■秋田汐梨(町田詩織 役)
5分ほどのとても短い作品ではありますが、その短い物語の中にぎゅぎゅっと起承転結が詰まっていて、本当に一瞬も見逃せない作品になっています。最後の結末は誰も想像できないものだと思いますので、楽しんで見ていただけると思います。登場人物もみんないい子で、みんな悪気がなく、結果そうなってしまった! というのも、この作品の面白い部分だと思いますので、お楽しみいただけたらうれしいです!