京都鉄道博物館は15日、鉄道開業150年を記念したさまざまなイベントを開催すると発表した。新たに収蔵が決定したマイテ49形2号車の歓迎イベントや記念グッズ販売なども実施する。

  • 京都鉄道博物館での収蔵が決定したマイテ49形客車

鉄道開業150年を記念したイベントでは、国の重要文化財に指定されている扇形車庫から蒸気機関車やマイテ49形の頭を出して展示を行う「鉄道開業150年記念 SLたちの頭出し展示」を10月14~30日に開催。「SLスチーム号」への記念ヘッドマーク掲出を10月1~4日と10月13日から12月29日まで、EF58形150号機への記念ヘッドマーク掲出を10月14~30日に実施する。

保存・展示中の蒸気機関車C62形1号機の塗装修繕の完了と、京都鉄道博物館に加わるマイテ49形2号車を歓迎するお披露目式典を10月15日10時30分から開催(所要時間約15分)。C62形は旅客用として日本最大の蒸気機関車とされ、京都鉄道博物館ではC62形1号機の他に、C62形2号機とC62形26号機を保存・展示している。新たに加わるマイテ49形2号車は、1938(昭和13)年の製造当時、展望デッキを備える最上級ランクの客車で、特急「富士」「つばめ」で活躍した。

10月6~11日には、「SLスチーム号」に12系客車とマイテ49形客車を連結する特別な運行も実施(10月10日はDE10形の牽引)。客車への乗車は有料となっており、12系客車に乗車希望の場合、乗車当日に「SLスチーム号」のりばの券売機にて乗車券(大人300円・こども100円)を発売する。マイテ49形客車に乗車希望の場合、電子チケット「アソビュー」にて事前に乗車券(1,500円、3歳以上一律)を購入する必要がある。販売期間は9月22日18時から乗車前日の23時59分までとなる。

  • マイテ49形客車の車内

  • 12系客車の車内

  • マイテ49アクリルキーホルダー(イメージ)

  • マイテ49合皮タグ(イメージ)

マイテ49形2号車収蔵記念グッズは10月6日からミュージアムショップで販売開始。マイテ49形の意匠を再現したアクリルキーホルダー(850円・300個限定)、裏面に京都鉄道博物館のロゴが入っているマイテ49形をモチーフとした合皮タグ(900円・200個限定)をはじめ、大阪万博など団体輸送用の客車として活躍した12系客車デザインのアクリルキーホルダー(850円・300個限定)も販売する。