ワークマンは9月14日、同社のPB製品について、2022年1~8月の売上ランキング上位300製品のうち、96.3%にあたる260製品の価格を2023年8月まで据え置くと発表した。
260製品の価格を据え置き
同社は2022年2月、「価格据え置き宣言」を出し、2023年2月末までの1年間PB製品の価格を全面的に据え置くと発表していた。今回は売上ランキング上位300製品のうち、260製品を価格据え置き、30製品を製品寿命により廃版、10製品を値上げする。
同社は、価格据え置きを可能とした理由として、「独自開発の機能素材を横展開することによる素材の共通化」「閑散期生産による海外工場での製造コストの削減」「類似製品のアイテム数を減らし、人気製品に集約することによる1製品当たりの生産量増加」「小さなコストダウンの積み重ね(商品タグを半分にするなど)」の4つを挙げている。
なお、円安・原料高・海上運賃の高騰などが同時かつ極端に進行する場合は、「来年8月前でも値上げに踏み切らざるを得ないことも想定される。ただ、収益面で壊滅的なダメージを受けない範囲で主力PB製品の価格据え置きを堅持していく」としている。