米Microsoftが9月のアップデートで、Windows PC用「Xbox」アプリにゲーマー向けコミュニティサービス「HowLongToBeat」を統合、またパフォーマンスを改善した。

HowLongToBeatは、ゲーマーがプレイ中のゲームやクリアしたゲーム、または興味があるゲームを管理できるサービス。ゲーマーからのデータを集計し、クリア率、クリアに要した平均時間や中央値、使用しているプラットフォーム、評価などをゲームごとに確認できるようにしている。

MicrosoftはHowLongToBeatと提携し、Xboxアプリにおいて、ゲーミングサブスクリプションサービス「PC Game Pass」のゲーム・カタログページで、以下のようなHowLongToBeatが提供するクリアの目安となる時間を確認できるようにした。

  • Main Story:メインストーリーを攻略してエンドクレジットが表示されるまでに要する時間。
  • Main Story and Additional Quests/Medals/Unlockables:メインストーリー攻略に加えて、追加のタスクやアイテム収集なども行う場合の時間。
  • Completionist:全ての実績、全てのメダル、ゲームの全ての制覇にかかる時間。
  • Combined:全てのスタイルを考慮した平均的な時間。

ほかにも、「詳細を見る」から、自分のクリア時間の情報を登録したり、ライブラリ内のゲームの管理を行えるほか、コミュニティレビュー、プレイメモ、プラットフォーム別やプレイスタイル別の詳細データなどを確認できる。また、HowLongToBeatのWebサイトに、Xbox Game Passのゲームをまとめたページが用意された。短時間でクリアできるゲーム、長い時間をかけて冒険しているゲーム、評価が低いゲームなど、様々な切り口からXbox Game Passで配信中のゲームを分析できる。

パフォーマンスの改善によって、新バージョンで起動速度が約15%高速になり、アプリの主な操作体験に関わる応答性も速くなった。これまでの改善の積み重ねで、クラッシュのないセッションが99.9%に達し、ゲームのダウンロードやインストールの失敗が半分近くまで減少しているという。また、検索結果の関連性を高めるアップデート(6月)によって、ユーザーが目的の結果を得るまでの時間が最大20%短縮しているとのこと。