江崎グリコは9月13日、「ストレスとの向き合い方実態調査」の結果を発表した。調査は8月8日〜9日、全国の20代〜60代の働く男女500人を対象に行われたもの。

  • 現在のストレスの有無

まず、現在ストレスを感じているか聞いたところ、30.6%が「感じている」、42.2%が「やや感じている」と回答。合わせて72.8%がストレスを感じている事がわかった。男女別で見ると、男性では68.0%、女性では77.6%と、女性の方がストレスを感じる割合が高くなっている。

ストレスを感じていると答えた人にその要因を尋ねると、「仕事」が54.1%で最多となり、以下「金銭面」(43.7%)、「コロナなど病気への感染リスク」(41.2%)が続いた。

  • ストレスの要因

ストレスが自分の生活にダメージを与えているかについては、合計で62.0%が「ダメージを与えていると思う」としている。

一方で、ストレスを感じていても「大丈夫」と答えてしまう事があるかを尋ねると、「ある」(49.2%)、「たまにある」(33.0%)を合わせて82.1%にものぼっている。

  • ストレスを感じていても「大丈夫」と答えてしまう

ストレスを感じている人にストレスへの対策をどのようにしているか尋ねると、「睡眠」(44.8%)、「ショッピング」(30.5%)、「旅行やドライブ」(30.2%)が上位に。「ストレス解消になる行動はしていない」と答えたのは10.7%で、約9割が何らかのストレス解消策を取っている事もわかった。

  • ストレス対策として行っていること

実際にストレスとうまく付き合えているかについては56.6%が「そう思う」「まあ、そう思う」と回答。うまく付き合えていない人は4割以上となっている。

  • ストレスを未然に防ぐことについて

また、ストレスは、85.2%が未然に防ぎたいと考える一方で、ストレスを未然に防ぐという発想がある人は56.0%にとどまっている。未然に防ぐ方法が「わかる」という人は39.2%、ストレスを未然に防ぐ行動が「できている」のは37.6%でおよそ3人に1人となっている。

ストレス対策として行っている事を、ストレスを未然に防ぐ行動ができている人・できていない人別で比較してみた。すると、未然に防ぐ行動ができている人の方がストレス対策の実践度はいずれも高く、「睡眠」(52.6%)、「運動・筋トレ・ストレッチ」(37.7%)、「旅行やドライブ」(36.8%)の順となった。

  • ストレス対策として行っていること(ストレスを未然に防ぐ行動ができている人・できていない人別)