エン・ジャパンは9月13日、「選考辞退」に関する意識調査の結果を発表した。同調査は7月27日~8月28日、同社が運営する総合求人サイト「エン転職」ユーザー9,350名を対象に、インターネットで実施した。
転職活動において選考辞退をしたことはあるか聞くと、55%が「ある」と答えました。年代別に見ると、「ある」は20代が46%、30代が55%、40代以上が57%で、年齢が上がるにつれ辞退数が増えることがわかった。
選考辞退の経験者に辞退した社数を聞くと、39%が「1社」と回答した。「2社以上」は61%(2社:27%、3社:16%、4社:5%、5社:5%、6社~9社:4%、10社以上:4%)となっている。
選考辞退の経験者に辞退したタイミングは、「面接前」(45%)が最も多く、「面接後」(43%)、「内定取得後」(39%)と続いた。
面接前に選考を辞退した方に理由について聞くと、「他社の選考が通過したため」(31%)、「ネットで良くない口コミを見たため」(22%)、「企業の応対が悪かったため」(21%)がTOP3だった。
面接後に選考を辞退した理由では、「求人情報と話が違ったため」(42%)が最も多かった。内定取得後に選考を辞退した理由は、「他社の選考が通過したため」「提示された条件がイマイチだったため」(それぞれ37%)となっている。
「これが決め手となって辞退を決めた」という出来事や、かけられた言葉について、自由回答で答えてもらったところ、「面接官の話を聞く態度がとても悪かった」「最初の面接後、その場で二つ返事で内定が出たこと。誰でもいいのかな? と思い、また考慮や慎重さに欠けるように見えた」「面接官の遅刻が決め手」「社長が最終面接だったが、タバコを吸いながらの面接」といったコメントが集まった。
一方、「これが決め手となって入社を決めた」という出来事や、かけられた言葉については、「『あなたの人生がかかっているため、納得して入社を決めることができるよう、さまざまな会社をしっかり見極めるべき』と言われた」「面接後、面接官にオフィスツアーと社員紹介をしてもらい、会社の良い雰囲気を感じられた」「社長との最終面接で、社長がとても話しやすかったことも決め手の一つ」などの声が寄せられた。