多くの仕事は、社内での報告・連絡・相談ーーいわゆる「ホウレンソウ」を徹底することで、業務上のミスを防ぐことができ、仕事を円滑に進めやすくなります。

逆に、この「ホウレンソウ」を怠った場合はどうなるか、とても参考になるエピソードが現在、ツイッターを大いに賑わせています。

マジで気をつけようと思った話。
銀座ホステス時代にたくさんの社会人の方とお話してきて、色んな愚痴や悩みもめちゃくちゃ聞きまくって気付いたんだけど、社会人が怒る原因ランキングのぶっちぎり第1位は「俺はそんなの聞いてない」です。
事前に丁寧に仁義を切るだけで大抵のトラブルは回避できます。
(@sekiguchiminakoより引用)

  • ※画像はイメージです。

ツイートの投稿主は、銀座の元No.1ホステスにして、結婚相談所「エースブライダル」を運営する関口美奈子(@sekiguchiminako)さん。

関口さんはホステス時代、多くの社会人の方々の愚痴や悩みを聞いているうちに、「社会人が怒る原因」の圧倒的ナンバーワンが、「俺はそんなの聞いてない」というケースだったことに気づいたそうです。

言い換えれば、「事前に丁寧に仁義を切る=話を各所に通しておく」だけで、ほとんどのトラブルは未然に防げるのだとか。確かに前もって仕事の内容を知っていれば事前にあらゆる準備や対策を講じられますし、他の業務とのバランスを調整することもできます。

このビジネスマナーに関するエピソードには多くの社会人が共感し、ツイートは2.1万件のいいねを獲得(9月12日時点)。数々のコメントも寄せられました。

「ちゃんと聞いてしっかり確認を取ること大切ですね。重要なことは特に気をつけないといけませんね」

「筋を通すのめちゃ大事 丁寧に各部署回って声をかけるだけで円滑さがマジで違う」

「ほんまこれ、特に大金が絡む時は、しつこいくらい連絡した方がいい」

「いわゆる根回しってヤツ。仕事でも私事でも自分がやりたいコトを円滑に進めたい時はマジでコレやってる」

「これほんと大事。やる内容に怒ってるのではなく事前連絡なく話が見えないから怒ってることってかなりあります」

ツイ主さんに聞いてみた

やっぱり「ホウレンソウ」は絶対に軽んじてはいけない、と改めて実感させられるエピソードですが、今回はツイ主の関口美奈子さんに、より詳しいディテール部分について話をお聞きしました。

ーー「俺はそんなの聞いてない」というのは、例えばどんなシチュエーションがあったか、可能な範囲で教えていただけますか?

お客様のエピソードなので詳細はお話できませんが、お仕事のお話で愚痴や悩みを深く聞いていくと、究極的にはそこに辿り着くことが大半でした。

ーー「事前に丁寧に仁義を切る」という対策について、アドバイスいただけることがあればお聞かせいただけますか?

私のエピソードではないのでコツやポイントは分かりかねますが、想像力を働かせて気を配ることが大切なんじゃないかと思います。

ーー今回のツイートが大きな反響を生んでいますが、率直なご感想などはございますか?

やはり私の周りの方だけではなく、みなさん同じことを感じていらっしゃるということを再認識できたので、私も気をつけようと思いました。


ちなみに、ツイ主の関口美奈子さんは10月4日に『気遣いを恋と勘違いする男、優しさを愛と勘違いする女 相手の本性を見抜き、最高のベストパートナーを見つける男と女の心理ルール』(KADOKAWA)という著書を発売予定。相手の本音や本性を見抜き、最高のパートナーを見つける方法について記しているそうです。

今回の話がタメになったと感じたみなさんは、ぜひ引き続き関口さんのアドバイスに注目しましょう。