メルカリは9月13日、「敬老の日」(9月19日)にあわせ、メルカリにみるシニアの「推し活」事情をまとめたレポートを公開した。世代別購入カテゴリーで70代の1位はK-POP、60代以上に人気のK-POPグループは1位「BTS」、2位「SEVENTEEN」、3位「ATEEZ」であった。
メルカリが7月に発表した「サービス開始9周年記念インフォグラフィックス」世代別購入カテゴリーのトップ3は、10代、30代、50代で「本・音楽・ゲーム」カテゴリーからK-POPがトップ3にランクインする中、70代以上はK-POPが1位となった。世代を問わず幅広い層から、韓流アイドルを応援する「推し活」が楽しまれているようだ。
60代以上の利用者による「K-POP」関連の最新取引8,000件を抽出し、特定K-POPグループをキーワードに含む商品を割り出してランキング化したところ、人気のK-POPグループは、1位「BTS」、2位「SEVENTEEN」、3位「ATEEZ」、4位「ENHYPEN」、5位「TWICE」であった。
メルカリにおける取引データを見ると、60代以上の「K-POP」関連商品購入は、20代以下の出品によるものが多い。20代が出品した商品のなかで60代以上の購入が多い商品をランキング化したところ、5位に「K-POP」がランクインしたという(2021年9月〜2022年8月)。
K-POPアイドルの関連グッズは韓国や新大久保などに行かないと手に入らない場合も多い。そのため、直に買いに行けない地方在住者などが、欲しい推し活グッズをメルカリを通じて20代以下から購入しているのではないかとメルカリは分析した。
ハルメク生きかた上手研究所が8月に公開した「シニアの『推し』に関する実態調査」結果によると、50~84歳女性の35.2%、約3人に1人に「推し」がいることが判明。そのうち、「推し」にお金を使っている人は69.5%おり、平均で1年あたり約9万円を推しに使っていることが明らかになっている。