アクトインディは9月7日、「家族旅行の困りごと・ストレス」に関する調査結果を発表した。調査は8月4~8日、子どもを持つ「いこーよ」「いこーよアプリ」ユーザー277人を対象に、インターネットで行われた。
調査結果は以下の通り。まず「家族旅行の宿泊先を選ぶ際の困りごと」について聞いたところ、最も多い回答は「家族向けではないホテルや宿に宿泊できない、しにくい」(55%)で、「子どもが騒いだり走り回ったりして迷惑がられるのではないか」という理由が寄せられている。
また、子どもの年齢別に見ると、幼い子どものいる家庭では「宿泊先に子ども用のあそび場(プール、室内遊び場など)やアクティビティがない、少ない」、「家族風呂ありの宿泊先を見つけるのが大変」といった声が多かった。
そして、「宿泊先を検討する際に知りたい、子どもに関する宿泊先情報」を聞くと、「食事やメニューでアレルギー対応についての記載が欲しい」という意見が挙がっている。
次に、「家族旅行の事前準備での困りごと」を尋ねると、「子どもの体調不良などでキャンセルや日程変更の費用がかかる」(59%)、「交通費や宿泊料金など思った以上に子どもの料金がかかる」(50%)など、料金に関する回答が多かった。
子どもの年齢別で見ると、1歳未満の子どもがいる家庭では「月齢、年齢が低い子ども連れだと遠方への旅行に行きにくい」、「おむつや授乳グッズ、着替えなど準備する荷物が多い」という回答がよく見られる。
続いて、「家族旅行の移動の際の困りごと」を聞くと、「長時間移動で子どもがぐずってしまう」(61%)、「移動中の子どもの退屈対策(絵本や動画を見せる、おもちゃを持ち運ぶなど)が必要」(56%)、「移動中の子どものトイレ対応が大変」(52%)と続いた。
子どもの年齢別では、「長時間移動で子どもがぐずってしまう」は5歳以下で多く見られる。また、「宿泊用品やベビーカーなど持ち運ぶ荷物が多い」は1歳未満の子どもがいる家庭で目立つ結果となっている。
そして、車の利用の有無で見ると、車を利用しない家庭は「荷物を持ちながらの乗り換え、移動が大変」(51%)という声が。
「家族旅行で宿泊する際の困りごと」について尋ねると、「子どもの食事の世話で自分がゆっくり食べられない」(52%)、「子どもがレストランで騒いで食事が楽しめない」(38%)と、自分の食事が楽しめないことがストレスになっていることが伺える。
子どもの年齢別では、3歳以下の子どもがいる家族の場合、「おむつの子どもがいると共同大浴場に行けない」という回答が多かった。
そして、「家族旅行の観光や遊びに関する困りごと」については、6割の保護者が「子持ちだと待ち時間が長いアクティビティや施設、食事処に行きにくい」と感じていることが分かった。子連れ旅行では子どもがぐずらないことが重要視されていることが伺える。
最後に、「家族旅行から帰宅した際の困りごと」を聞くと、「旅行荷物の片付けが大変」(65%)、「保護者が身体的に疲れている」(63%)、「旅行中に着た衣類の洗濯が大変」(61%)など、後片付けが大きなストレスとなっていることが分かった。
さらに、男女別では「旅行荷物の片付けが大変」は「男性」(38%)に対して「女性」(59%)と、後片付けは主に女性が担っていることが伺える。