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【この記事のエキスパート】
司書教諭資格:タクミ
司書教諭と学芸員の資格を保有しているライター。どのようなジャンルの本も幅広く読む。趣味は美術館巡りと図書館通い。コーヒーを飲みながら、一人でゆっくり読書するのが好き。いつか海外の美術館に行ってみたい。
仙台を舞台とした数々のミステリー小説を執筆している伊坂幸太郎。序盤から張り巡らされた伏線を見事に回収し、読者をストーリーに釘付けにします。本記事では、診断チャートをもとに、映画化・ドラマ化された原作、初心者向け、ツウ向けなど、厳選した今読んでほしい伊坂幸太郎のおすすめ小説をご紹介します。
仙台を舞台とした数々のミステリー
伊坂幸太郎はどんな作家?
伊坂幸太郎は、1971年千葉県松戸市生まれ、宮城県仙台市に在住のミステリー作家です。東北大学卒業後、システムエンジニアとして働きながら小説を執筆。「オーデュボンの祈り」で新潮ミステリー倶楽部賞を2000年に受賞し、デビューを果たしました。
その後、2004年には「アヒルと鴨のコインロッカー」で吉川英治文学新人賞(2004年)、「死神の精度」で日本推理作家協会賞(短編部門 )、2008年に「ゴールデンスランバー」で山本周五郎賞と本屋大賞を受賞。現在では、日本を代表するベストセラー作家のひとりに数えられています。
伏線を楽しむミステリー
伊坂幸太郎ミステリーの特徴は?
伊坂幸太郎のミステリー小説の特徴は、個性的な登場人物、序盤から張り巡らされた、たくさんの伏線を物語の後半で見事に回収していくところなどがあげられます。
また、作品にほかの小説の登場人物がふたたび起用されています。別のストーリーが関連づけされ、作品全体をよりいっそう深く楽しめるようになっているのも、人気のポイントです。
なお、さまざまな作品で仙台を舞台としたストーリーが展開されています。実写映画化された作品も多く、仙台のさまざまなスポットが聖地として、ファンに親しまれています。
タイプ別診断で発見!あなたにぴったりの伊坂幸太郎作品は?
ひと口に伊坂幸太郎の作品と言っても、初心者向け、短編、映像化された作品などは実にさまざま。自分の読みたい伊坂幸太郎の作品をしっかり探すことが大事です
診断チャートで簡単チェック!
自分に合った伊坂幸太郎の作品がどんなものか分かったら、下記から詳しい説明をチェックして作品選びの参考にしてみましょう。
A:初めての人にも最適な初心者向け作品
伊坂幸太郎は作品数が多いため、初めて読むなら誰もが知る人気作や作品賞を受賞した小説がおすすめです。
「重力ピエロ」や「ゴールデンスランバー」などは、普段小説を読まない人でも聞いたことがあるのではないでしょうか? 特に「重力ピエロ」はミリオンセラーになり、映画化もされた作品なので知名度は高く、初めて読むのにふさわしい一作です。
また、本屋大賞や山本周五郎賞などの受賞作や直木賞候補になった作品から選ぶのも確実です。「このミステリーがすごい!」などのミステリーランキングの常連でもあるので、そういったランキングをチェックするのもいいでしょう。
B:ササッと読める短編小説・短編集
小説を読む時間がなかったり長編作に苦手意識のある人は、短い時間で読める短編集が最適!
伊坂幸太郎の作品には短編も多く、ユニークなものから感動作まで幅広いテイストのものが揃っています。短いストーリーでも、張り巡らされた伏線を最後で回収していく爽快感が損なわれることはないので安心してくださいね。
C:ドラマ・映画化された映像化作品
伊坂幸太郎の作品はスピーディな展開やどんでん返しの結末が実写化に向いており、多数の作品がドラマ化・映画化されて親しまれています。そんなメディア化に適した作品なら面白さはお墨付き!
既に視聴済みの作品なら、普段小説を読み慣れていなくてもストーリーを把握しやすく、登場人物やその背景などをより深く知ることができます。
D:伊坂幸太郎ツウ向けの作品
伊坂幸太郎の作品の良さは知っているけれど、ベストセラーとは違った魅力も知りたい人は、ツウ好みの作品を選びましょう。
ファンタジー要素の強いものや斬新な設定の作品が多いですが、どれも物語に引き込む力が強く、不思議とすらすらと読めてしまうのが伊坂マジックです!
E:伊坂幸太郎という人物を知るエッセイ集
伊坂幸太郎の作品を読んでいて本人にも興味が出てきたなら、ぜひ著者の思想の一端を知ることができるエッセイ集などを手に取ってみては?
本人はエッセイは得意ではないと言い、作品数は多くはありませんが、小説同様ユーモアに富んだ人柄がうかがえるエッセイ集は存在しています。仙台在住ならではの仙台ネタも必見です!
本のサイズや電子書籍もチェック!
【エキスパートのコメント】
単行本と文庫版に電子書籍を加えた3タイプが基本!
紙の本のサイズには主に単行本と文庫版がありますが、それぞれメリット・デメリットを知って選ぶようにしましょう。
単行本:128×182mmまたは188mmのB6判サイズでハードカバーが多く、長期保存に向いています。ですが、その分重いため、持ち運びには向いていません。
文庫本:105×148mmのA6判サイズとミニサイズ。バッグに入れていても邪魔にならず、外出先で読むのに最適です。
なお、Amazonなどでkindleなどの電子書籍を手軽に購入できるため、スマホやタブレットで読むこともできます。ページをめくる本特有の感覚はないものの、置き場所を気にせずストックできるのは本の虫には嬉しい限りです。