ハーマンインターナショナルは、JBLの“完全ワイヤレスサラウンドシステム”「BAR 1000」の日本導入に向けたクラウドファンディングを、GREEN FUNDINGで9月中旬に開始する。告知ページからLINEで友だち追加による事前登録を行うと、早期割引情報を受け取れる。
Dolby AtmosやDTS:Xといった立体音響フォーマットに対応する7.1.4chのサラウンドシステム。JBLサウンドバーのハイグレードモデルと位置づけており、最大の特徴である“完全ワイヤレス”のサラウンドスピーカーを採用することで、「設置の容易さはそのままに、本格的なシアターサウンドが楽しめる第3世代の革命的リビングシアターシステム」とアピールしている。
フロントに設置するサウンドバー本体、ワイヤレスサブウーファー、着脱可能な充電式のワイヤレスサラウンドスピーカーで構成。ケーブル接続不要なサラウンドシステムを構築できる。サラウンドスピーカーを本体に装着したときのサイズは1,194×125×56mm(幅×奥行き×高さ)。
クラウドファンディングのプロジェクト実施期間は、9月中旬~2022年11月初旬予定。期間中は東京・世田谷にある二子玉川 蔦屋家電内「蔦屋家電+」において製品展示を実施予定だ。
リターンプランの一例として、先着100人限定で18%オフになる「Super Early Bird」、先着150人限定で17%オフになる「Early Bird」などを用意。一般販売予定価格は14万3,000円で、2022年11月より順次配送する予定。
BAR 1000の詳細
サウンドバー本体に2ウェイ構成のセンター/レフト/ライト用スピーカー6基、ハイトスピーカー4基、サラウンドスピーカー4基、そして250mm径ワイヤレス・サブウーファーの合計15基によるユニット構成を採用。ワイヤレスサラウンドスピーカーはサウンドバー本体から着脱可能で、3.6V/3,283mAhのリチウム電池を内蔵しており、約10時間連続再生できる。
JBLの独自技術「MultiBeam」テクノロジーを組み合わせることにより、音のビームを発生させて、部屋の壁と反射を利用。また、前方のサウンドステージを拡大し、リスニング位置の左右から来るサラウンドチャンネルの信号を再現する。総合出力は880Wで、「自宅のリビングルームがあたかも広大なサウンド空間であるかのような立体音響空間を高精細に描きだせる」という。
セリフなどの声成分を明瞭に聞き取りやすくする独自技術「PureVoice」テクノロジーを装備。部屋の形状やスピーカーの設置場所、視聴位置にあわせて最適化する「ルーム・キャリブレーション」機能も備える。
搭載するスピーカーユニットは、サウンドバー部が48×90mmのレーストラック型ウーファー×5、20mm径ツイーター×3、70mm径天井反射用フルレンジドライバー×2。サラウンドスピーカー部には20mm径ツイーターと、天井反射用の70mm径フルレンジドライバーを各1基装備。サブウーファーには250mm径ウーファー×1を内蔵している。
3系統のHDMI入力を搭載。HDCP 2.3をサポートし、4K映像やHDR10信号、Dolby Vision映像のパススルーに対応している。ほかにも、eARC対応のHDMI出力、光デジタル音声入力、Ethernet端子を各1基装備する。
ワイヤレス接続については、最新のWi-Fi 6にも対応する、IEEE 802.11a/b/g/n/ac/ax準拠の無線LAN機能(2.4GHz/5GHzデュアルバンド)を装備。Apple AirPlay2や、Google Chromecast built-in、Amazon Alexa Multi-Room Musicをサポートし、スマートフォンやタブレットからシームレスに音楽をストリーミング再生できる。Bluetooth 5.0にも準拠。設定から音楽再生まで一元管理を可能にする統合型アプリ「JBL ONE」が利用できる。
本体サイズ(幅×奥行き×高さ)と重さは、サウンドバー本体のみで884×125×56mm/約3.7kg。サラウンドスピーカーは1基あたり155×125×56mm(同)/約1.4kg。サブウーファーは305×305×440mm/約10kg。
付属品は、長さ1.2mのHDMIケーブルと、長さ1.5mのAC電源ケーブル×2、リモコン(単4形電池2本付き)のほか、サウンドバーとサラウンドスピーカーの壁掛けキット、サイドキャップ×4なども同梱する。