丸の内「サンス・エ・サヴール」で“五島フェア”、特別コースを提供-ひらまつ

ひらまつは現在、運営する都内5つのレストランにおいて、各店が1か月ずつのリレー形式で、SDGsに取り組む長崎県五島市の食材を使った特別コースを提供する「五島フェア」を開催中。最終月の9月は、東京・丸の内「サンス・エ・サヴール」で開催している。

五島の地鶏「しまさざなみ」を使った2皿目の前菜

「五島フェア」は、SDGsに取り組む長崎県五島市の食材を使った特別コースを、都内5つのレストランにて提供するイベント。今年5月から5か月間にわたって開催されてきた。

最終月となる9月は、企画の中心となり、さまざまなアイデアを考案してきた、東京・丸の内「サンス・エ・サヴール」の鴨田料理長によるランチコース「ひらまつで味わう五島の魅力～みんなでおいしくSDGs～」が登場。存続の危機に直面する五島の食材の中でも、飼育する農家が一軒のみとなった五島の地鶏「しまさざなみ」を、今回のコースメニューに取り入れている。

椿を使った天然の肥料で育てられた「椿かぼちゃ」を使った一品

“レストランができるSDGs活動”への使命感を持って、フェアの実施とコースメニュー作りに取り組んできた鴨田料理長は、他にも五島産のハガツオ、椿かぼちゃ、五島美豚、安納芋などを主役にした料理を考案。これらは一見すると何の関連もない食材に思えるが、例えば、豚や牛などの糞は肥料として、また、椿油の搾りかすや椿茶葉の出がらしも飼料や肥料とするなど、五島では“循環”の輪でつながっているという。