コネヒトは9月9日、産後パパ育休に関する調査結果を発表した。調査は8月12日〜18日、同社が運営するプレママ・ママ向けコミュニティブランド「ママリアプリ」のユーザーを対象にインターネットで行われ、1,234件の有効回答を得た。
10月から新設される「産後パパ育休」の該当期間である「出産直後〜8週間」に夫に最も求めることを聞いたところ、「産後の心身の状態の理解」(30.8%)が最多に。
具体的には、「特にメンタル面は自分でも驚くほど安定しなくなるので、それがホルモンの関係だと知っててもらうだけでも対応がだいぶ違う」「精神状態が産後はかなり不安定になるから話を聞いてくれるだけでよかった」「お腹から出たら元通りみたいに思っていそうだけど、そうではないし、それにプラス連続して寝られない辛さ、授乳の大変さなどをもっと知ってほしい」「退院後すぐの時期に横になっていたら、夫に少しは家事をしろと言われイライラされた。産後の身体について知識があればそんな態度にはならないはずだし、育休とったくせに自分で調べようともしてないことにもガッカリした」という声が。
一方で、夫の行動で嬉しかったという声が671件も集まり、そのうち「産後の心身の状態の理解」に関係することとしては、「産後私の体や心の心配を1番にしてくれたこと。子供が産まれてすぐは周り全員子供ばかりに目がいく中、旦那がまず私の精神や体の負担を気遣ってくれたことが産後体も心もヘトヘトになっていた自分には本当にありがたかった」「育児記録をみて、乳児の睡眠時間を確認し、『ママはこれの半分しか寝れてない』と認識してくれていました。子どもの睡眠時間イコール母親の睡眠時間だと思っていないこともありがたかったです。具体的な行動よりも、状況をわかってくれることがなにより嬉しい」といったエピソードが寄せられた。
以下、「休息・睡眠をとらせる」(23.9%)、「家事の担当」(15.9%)、「精神的な支え」(11.5%)、「主体的な姿勢」(7.2%)と続き、集まった自由記述を詳しく見ていくと、「産後の心身の不調を理解してくれることが、全ての支援や言葉かけにつながってくると思うから」「安静の必要性を分かっていないと、的外れなサポートになると思うから」のように、1位の「産後の心身の状態の理解」が2位以降のベースとして重要であることが分かった。