ハンバーグレストラン「びっくりドンキー」が、8月31日から期間限定メニュー「秋のごちそうフェア」と「秋栗のデザート」を実施している。早速実食してきたので、レポートをお届けしよう。

  • 今回も次男と三男を引き連れてびっくりドンキー南柏店にお邪魔してきました

いつもより豪華なごちそうメニュー

看板メニューのハンバーグに加え、多彩なサイドメニューも人気のハンバーグ専門レストラン「びっくりドンキー」が、8月31日から「秋のごちそうフェア」を実施している。同フェアでは「きょうはごちそう!」と銘打った、「いつもよりちょっとぜいたくな」プレミアムメニューが期間限定で提供される。レギュラーメニューと比べてどのあたりが「ぜいたく」なのか、その辺りも気にしながら見ていきたい。

■「びっくりエビフライ&ハンバーグ&コロコロステーキ」 1,965円

  • 「びっくりエビフライ&ハンバーグ&コロコロステーキ」(1,965円)

昨年レギュラーメニューに入った「びっくりエビフライ&ハンバーグステーキ」に「コロコロステーキ」が追加された、今回のフェアでもっとも「ごちそう!」感が強いフラッグシップメニュー。150gのハンバーグに大きな有頭エビフライが2本、そして大根おろしソースが付いたコロコロステーキが組み合わせられた、実にゴージャスな一品だ。ライスは付属しないが、本メニュー用に「専用ライス・スープセット」(300円)が選択できる。スープはコーンスープとみそ汁から選択できる。

  • 専用ライス・スープセットと一緒に注文。左上にあるのが大根おろしソース

ハンバーグは言うまでもなく、びっくりドンキーが誇る看板メニュー。箸でも切れるようにソフトかつジューシーに焼き上げられ、特製の和風オリジナルソースがかけられた、安心感のあるお馴染みの味だ。コロコロステーキは、しっかり肉の旨味が楽しめる赤身の部位が使われている。塩胡椒によって味付けされているが、味付けのメインは別添の大根おろしソースだ。この大根おろしソース、個体差かもしれないが、大根の辛味がやや強めで大人の味。ステーキにはもちろん、ハンバーグの味変用に使っても面白い。

そしてメインを張るのが、巨大な有頭エビフライ。個人的に、びっくりドンキーのエビフライはファミレス界でナンバーワンと評価している。全長がおよそ20cm、太さも直径2.5cm近くになる立派なエビフライが2匹だから、ボリュームは満点だ。味の方も、濃厚な海老の旨味、プリプリとした身とカラッと揚がったパン粉の食感のコントラスト、タルタルソースの酸味、いずれも素晴らしいバランスだ。頭や尻尾は、手で軽く引けば身を取り出せるのでとても食べやすいが、しっかり揚げられているので、ちょっと歯応えはあるが、頭まで食べられる。ちなみに我が家では頭や尻尾も食べられてしまう。

ハンバーグ! 肉! エビフライ! と、人気のあるアイテムが一皿で楽しめ、ボリュームの多さといい味わいといい、まさに「ごちそう」を体現した一品。食べ盛りの若者はもちろん、ファミリーでちょっとシェアしたりするのもいいかもしれない。フェアの期間中にぜひ一度は食べてみていただきたい。

■「オムデミチーズバーグディッシュ」 1,650円

  • 「オムデミチーズバーグディッシュ」(1,650円)

びっくりドンキーが誇る人気メニュー「ハンバーグディッシュ」に、ふんわりしたオムレツと、デミグラスソース、チーズをかけた濃厚な一品。濃厚なデミグラスソースとふわトロのオムレツ、それにチーズの組み合わせが実にマッチしていてご飯が進む一品だ。150gと300gが選択できるので、300gをチョイス。さらに「専用スープセット」(110円)をみそ汁でオーダーした。

今回、比較用にレギュラーメニューの「黒デミバーグディッシュ」も頼んだのだが、同じデミグラスソースを使ったハンバーグディッシュでも、オムレツとチーズの存在が加わることで、だいぶ趣が異なる。チーズとハンバーグ、オムレツとハンバーグ、ハンバーグとチーズとオムレツといったように、組み合わせ方によって変化する味わいを楽しめる。限定メニューにふさわしい「ごちそう」だ。実食した次男と三男も「ぜひレギュラー入りしてほしい」と激賞していた。

  • 比較用に三男が食べた黒デミバーグディッシュ(300g、1530円)。デミグラスソースがライスとベストマッチ

■「ぶ~ちゃんのおこさまランチプレミアム」 625円

  • 「ぶ~ちゃんのおこさまランチプレミアム」(625円)

小学生以下のお子さまが注文できるキッズメニューの「ぶ~ちゃんのおこさまランチ」のプレミアム仕様。ケチャップライスとエビフライ、ウインナーソーセージが追加される。ハンバーグは通常の大人用ハンバーグと同じ素材で、サイズがモーニングメニューと同じ100gになっている。

プレミアム版専用のエビフライは無頭で衣も「びっくりエビフライ」と比べるとソフトだが、しっかりエビの味は楽しめる。ウインナーは定番のタコさんカットで、「ザ・お子さまランチ」といった風情だ。

昨年は当時小4だった三男が食べてくれたが、今年はもう小学校高学年だから普通のメニューを食べたいということで、オーダー時だけ名前を借りて筆者が実食。ウン十年ぶりのお子さまランチだが、食べてみると優しめな味わい、味や食感、バランスなども含めてとよく考え抜かれた本格メニューだ。これならお子さんたちにも満足いただけるだろう。量の多い大人版もちょっと欲しくなってしまったが、よく考えると「びっくりエビフライ&ハンバーグ&コロコロステーキ」は、ソーセージがコロコロステーキに変わっているが、構成的にはあれこそが「大人のお子さまランチ」なのかもしれない。

  • 無事完食! ごちそうさまでした

秋の味わい、栗のデザートフェア

同時開催の「期間限定栗のデザート」フェアでは、4種類のマロンデザートが提供される。昨年も実施されたこのフェアだが、前回は「北海道ミニソフト」の半額キャンペーンと重なったりしたこともあって、全メニュー制覇できていなかった。今年はリベンジとして全メニューにチャレンジしてみたい。

■「マロンの塩キャラメルパフェ」 440円

  • 「マロンの塩キャラメルパフェ」(440円)

北海道ソフトクリームに塩キャラメルクリームとマロングラッセ、ビターキャラメルソースを組み合わせた、やや小ぶりのデザート。ボリュームは(びっくりドンキーにしては)控えめなので、食後のデザートとしてちょうどいいサイズといった感じだ。

こちらのメニューは次男が担当したのだが、彼は甘いものを想像していたところに塩キャラメルクリームがきて予想を覆され、目を白黒させていた。確かに塩キャラメルクリームは塩味がややしっかりめで、ちょっと大人向けの味わいかもしれない。

■「モンブランパフェ」 660円

  • 「モンブランパフェ」(660円)

上にモンブランケーキが鎮座し、チョコクリスピー、北海道ソフトクリーム、塩キャラメルクリームと紅茶ゼリーが盛り込まれたパフェ。見た目もサイズも正統派のパフェ!といった感じだ。

こちらは三男が担当していたが、彼はせんべい好きなので塩キャラメルクリームは平気だったようだが、味覚がお子ちゃまなためか、アクセントになっている紅茶ゼリーの香りがちょっと苦手だったようで、ゼリーゾーンで少し苦戦していた。うーん、次男と三男の担当配置を誤ったか。とはいえ他の部分については満足だった模様。

■シルキーソフトケーキ(マロン) 550円

  • 「シルキーソフトケーキ(マロン)」(550円)

ふんわりしっとりした食感のプレーンなシフォンケーキにキャラメルフレークを散らした塩キャラメルクリームを乗せ、マロングラッセと生クリームが添えられた一品。塩キャラメルクリームと生クリームの相性がよく、軽い食感ですいすい食べられる。アイスやソフトクリームを使っていない「冷たくない」メニューなので、冷たいものが苦手な方にもおすすめできる。

■「ジョッキパフェ(マロン)」(1,320円)

びっくりドンキーでお馴染み、デザートフェアの特別メニュー「ジョッキパフェ」の、秋栗のデザートフェアバージョン。「ジョッキパフェ」は、ビールジョッキにパフェを詰め込んだ、大盛りスイーツの人気メニューだ。我が家では「ラスボス」の異名で親しまれている。

一番上にモンブランケーキと、囲むように白玉とマロングラッセが載っており、その下に北海道ソフトクリームとシフォンケーキ、生クリーム、塩キャラメル味のフレーク、バニラアイス、塩キャラメルクリーム紅茶味のゼリーが層になって重ねられている。今回のデザートフェアの他の3種の食材をすべて詰め込んだ、いわゆる「全部盛り」のメニューだ。

味や食感が頻繁に変わるので、飽きることはなく食べ進められるが、量は間違いなく多いので、一人で食べるよりも家族やカップルなどで仲良くシェアして食べたいメニューだろう。まあ我が家ではひとりで食べちゃうんですけど。

個人的には「全部入り」だからこそ、4種のメニューの中で一番バランスが取れていると感じられた。デザートとしてはもちろん、ジョッキパフェだけを目当てにおやつどきに来店するのも十分「アリ」。ぜひご家族でご賞味いただきたい。

いずれのメニューも全体的に落ち着いた大人向けの味わいといった印象だった。もしお子さまが注文されるときは、苦手なところがあれば親御さんが協力してあげるといいだろう。秋栗の魅力を楽しめるびっくりドンキーの「秋栗のデザート」は11月24日までとなっている。ぜひ「秋のごちそうフェア」と合わせて、ご家族と一緒にお試しいただきたい。