企業向けの教育研修事業と若年層向けの就職支援事業を展開するジェイックはこのほど、「リーダーシップとコミュニケーション能力の強化に関するアンケート」の調査結果を公開した。

  • 「リーダーシップとコミュニケーション能力の強化に関するアンケート」調査を実施

近年、産業のサービス化が進み、知識労働に従事する人が増える中で、組織におけるリーダーシップとコミュニケーション力の強化がますます重要なテーマとなってきている。同調査では、組織における重要度が増している「リーダーシップとコミュニケーション力」について、「強化すべきコミュニケーション能力」や「課題を感じる階層」等を調査した。

調査期間は、2022年7月8日〜7月21日。上場および非上場企業の人事責任者・担当者を対象にWebアンケートを実施し、有効回答は227件だった。

  • 管理職層において、「人材育成を通じて強化すべきコミュニケーション能力」として最も重視する要素は?

アンケート結果をみると、管理職層に関して「人材育成を通じて強化すべきコミュニケーション能力」は、1位「傾聴力」(28%)、2位「説得力・影響力」(17%)、3位「論理的表現力」(16%)となった。

発信する能力以上に、“聴く"ことを通じてチームメンバーと信頼関係性を築いたり意見をくみ取ったりして、「チームを動かすこと」が求められていると考えられる。

  • 組織内で、最も「リーダーシップの発揮」に課題を感じる階層は?

また、「リーダーシップの発揮に最も課題を感じる階層」は、1位「中級管理職」(26%)、2位「中堅社員」(21%)、3位「初級管理職」(15%)という結果に。管理職に対して、チームを率いて物事を前に進めるリーダーシップが求められることは当然とも考えられるが、中堅社員のリーダーシップに対する課題感も強いことが判明した。