リクスタが運営する「名字由来net」Web、アプリはこのほど、「2022年上半期ユーザーが選んだベスト・オブ・名字」を発表した。

同ランキングは、月間1,000万アクセスの「名字由来net」Web、アプリの名字データベースから、政府調査系機関や電話帳データをもとに、実世帯が確認できる名字のみを集計したもの。「2022年上半期名字トレンドアクセスランキングベスト100」の上位30位(126,287,104アクセス)の名字から「なれるとしたらどの名字になりたいか?(憧れるか?)」をユーザー投票により決定。投票期間は2022年8月5日〜2022年8月15日。有効投票数396票。

  • 「2022年上半期ユーザーが選んだベスト・オブ・名字」、3位には「竈門」がランクイン

「2022年上半期ユーザーが選んだベスト・オブ・名字」の第1位は「藤原(ふじわら)」。投票数68票と全体の投票数の約17%を占めた。ユーザーから寄せられた投票理由には「歴史のある名前だから」「貴族みたいだから」などの意見が寄せられている。

「藤原氏」は天皇から名字を賜り、特に繁栄した4つの氏である「源平藤橘(げんぺいとうきつ)」のひとつ。平安時代に隆盛を極めた「藤原 道長(ふじわらのみちなが)」などが有名だ。

第2位は「五百旗頭(いおきべ)」。投票数43票。「四文字の名字が珍しいから」「周りにいないから」など名字の珍しさを投票理由に挙げる声が多くあった。

第3位は投票数29票で「竈門(かまど)」。2020年から2021年にか大ヒットしたアニメ『鬼滅の刃』の主人公「竈門 炭治郎(かまど たんじろう)」の名字ということで、注目を集めた。投票理由にも「鬼滅の刃が好きなので」「強くなれそう」など、「鬼滅の刃」を意識したコメントが多くみられた。 「竈門」の全国人数はおよそ10人と、今回ランクインした中で最も珍しいレア名字だ。

今回の投票理由で最も多かったのが「好きな有名人や身近な人の名字だから」という理由だった。第5位の「加藤(かとう)」に、戦国時代の武将「加藤 清正(かとう きよまさ)」。第6位「佐々木(ささき)」に、「宮本 武蔵(みやもと むさし)」のライバルとしても名高い江戸初期の剣豪「佐々木 小次郎(ささき こじろう)」。第14位「伊藤(いとう)」に、初代内閣総理大臣の「伊藤 博文(いとう ひろぶみ)」など、その名字から連想される歴史上の偉人の名前が多数投票理由に挙がっている。

今回の「ベスト・オブ・名字」。「あなたがなれるとしたらどの名字になりたいか?」という質問に対して、「好きな有名人や身近な人の名字」を選んだ人が最も多く、全体の約21%を占めている。

その他には、「漢字や読みの響きがかっこいい」という理由で選んだ人が約16%。「なかなかみない名字」「珍しい名字」を選んだ人が約13%という結果になった。