JTは9月8日、「職場の休憩に関する調査」の結果を発表した。同調査は6月30日~7月4日、日本企業で働く20代から50代までのオフィスワーカー600人を対象に、インターネットで実施した。
業務中の休憩について尋ねたところ、81.3%が「業務中のこまめな休憩の必要性を感じる」と答えた。職場で休憩が取りにくいと感じるか聞くと、49.0%が「感じる」と回答。そのうち82.6%は、その状況についてストレスを感じている状況であることがわかった。
理想の休憩回数について尋ねると、「3回」(26.0%)が最も多かったが、実際の休憩回数は「1回」(29.7%)が最多回答だった。1回あたりの理想の休憩時間も、「15分未満」と答えた人は59.8%だが、実際の休憩時間は「10分未満」と回答した人が66.1%となり、理想と現実の休憩の取り方には大きなギャップがあることが明らかとなった。
他者の休憩に対する意識について聞くと、81.4%が「周りの人には適切な休憩を取ってほしい」と回答した。77.2%は「周りの人が休憩をとることを気にしない」と答えている。個人の実感と周囲に対する考えとの間で、業務中の休憩に対する意識にギャップがある状況であることもわかった。
業務中に休憩が取れなかった人に理由を聞くと、62.9%は「周囲の目を気にして休憩が取れなかった」と答えた。
管理職の女性に、周囲の目によって休憩を取れていない経験があるか尋ねたところ、37.3%が「よくある」と答えた。そのうち多数(76.7%)はストレスを感じていると答えている。
オフィスワーカーに、「その人が休憩をしていないと自分も業務中の休憩が取りづらいと感じる相手」について聞くと、48.7%が「経営層」、47.2%が「先輩・上司」と回答した。一方で、経営者・部長クラスの人のうち81.3%は「周りの人には適切な休憩をとってほしい」と回答している。